声をかけても 、返事してくれる人はいない 。
だって 、"弟" の世話で忙しいもんね 。
お兄ちゃん 。
弟の変化にはいつもすぐ気づくよね 。
いいなぁ 、りうちゃんといむくん 。
お兄ちゃんに優しくしてもらって 、
好きなご飯 ... なんだっけ 。
僕 、最近なともなご飯食べてないなぁ 。
ゼリ ー とか 、.. あったらいい方だし 。
悠にいはキッチンの方を向いたまま
冷たく返事を返す 。
ねぇお兄ちゃん 。
こっち見てよ 、
僕はそっちにはいないよ?
ドンッ __
そっと僕はリビングから逃げ出した 。
どうせみんな僕に気づかないし 。
部屋から出ていく時に見えたみんなの顔は
とっても笑顔でいっぱいの空間だった 。
お兄ちゃん 。
僕も弟なんだよ?
ここにいるよ 、僕 。
お願いします 、
誰か僕を 、愛してください ___ 。