授業で疲れた生徒達が待ちに待った昼休み
翼は軽快な足どりで幼馴染みの教室へ向かった
急な翼の突撃に晶は驚きが隠せない
晶は猫のように脇の下に手を入れられ
立ち上がらされてしまった
晶は諦めてうなだれる
屋上には運よく誰も居なかったので、
テーブルに横並びに座って弁当を開いた
晶のお弁当を覗き込むと
色とりどりのおかずが詰まっていた
バッと横を向くと、晶はそっぽを向いてしまった
体を近づかせると、晶は体を横にのけ反らせて叫ぶ
こんなに楽しいご飯はいつぶりだろう
次の日
「翼、昼飯食べようぜ!」
クラスメイトが声をかけるが、
翼は弁当箱を持って教室を出る
「は?」
翼は晶の言い分を聞こえないふりをした
諦めないことを悟り、晶は折れた
腰が重いが、立ち上がる
2人が廊下に出ると女子生徒に声をかけられた
段々語尾が小さくなっていく女子生徒を
晶は不信に思い、
脳裏に『カチコミ』という単語がよぎるが、
翼が声を出した












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!