第3話

突然の訪問者
2
2025/10/25 00:29 更新
授業で疲れた生徒達が待ちに待った昼休み


翼は軽快な足どりで幼馴染みの教室へ向かった
日比谷 翼
晶、昼ご飯一緒に食べよ♪
虎崎 晶
はあ!?一緒に食べるわけないやろ!
急に近づいてくんな
急な翼の突撃に晶は驚きが隠せない
日比谷 翼
いいじゃん一緒に食べよ
はい昼ご飯持って、行くよ
虎崎 晶
立ち上がらせんな、おい力強いな。
なんでやねん!?
離せゴラァ!!
晶は猫のように脇の下に手を入れられ
立ち上がらされてしまった
日比谷 翼
いつもどこで食べてるの?
虎崎 晶
急に連れ出すな、周りのやつら見たか?
ビックリしとったぞ
ちょっとづつにせえや
日比谷 翼
はいはい
で、どこ?
晶は諦めてうなだれる
虎崎 晶
あんた結構無理やりなとこあるよな
はぁ~、屋上…
屋上には運よく誰も居なかったので、
テーブルに横並びに座って弁当を開いた
日比谷 翼
そのお弁当って
佐藤さんが作ったやつ?
晶のお弁当を覗き込むと
色とりどりのおかずが詰まっていた
虎崎 晶
ん、持たしてくる
いつの間にか作んねん、
まあ栄養価高いしええんやけど
日比谷 翼
佐藤さんのごはん
また食べたいな
虎崎 晶
来たらいつでも作るやろ
楽しんで
日比谷 翼
え!
行っていいの!?
バッと横を向くと、晶はそっぽを向いてしまった
虎崎 晶
嫌なんやったらええけど
日比谷 翼
絶対行く
虎崎 晶
はいはい、言うとくわ
ダアァー!近づくな!
体を近づかせると、晶は体を横にのけ反らせて叫ぶ

こんなに楽しいご飯はいつぶりだろう
日比谷 翼
これからも誘うから
虎崎 晶
週一にせえ
次の日



「翼、昼飯食べようぜ!」

クラスメイトが声をかけるが、
翼は弁当箱を持って教室を出る
日比谷 翼
今日は晶と食べるから、ごめんね
「は?」
日比谷 翼
晶、今日もご飯一緒に食べよ
虎崎 晶
昨日食べたとこやろ
翼は晶の言い分を聞こえないふりをした
日比谷 翼
今日も屋上でいい?
虎崎 晶
話聞き、 しゃあないなぁもう…
諦めないことを悟り、晶は折れた
腰が重いが、立ち上がる
日比谷 翼
今日も佐藤さんの?
虎崎 晶
おん、そう・・・
兎坂 遥
あっ、あのっ!
2人が廊下に出ると女子生徒に声をかけられた
虎崎 晶
ん?翼呼ばれてんで
日比谷 翼
どうしたの?
兎坂 遥
あ、翼くんじゃなくて…
虎崎さん…
虎崎 晶
は、私?
てゆうか誰?
兎坂 遥
話があるんだけど
段々語尾が小さくなっていく女子生徒を
晶は不信に思い、
脳裏に『カチコミ』という単語がよぎるが、
翼が声を出した
日比谷 翼
とりあえずここじゃ目立つから
他のところに行こっか。
兎坂さんよかったら昼ご飯持ってきな、
ついでに一緒に食べよう。
虎崎 晶
は!?勝手に決めんな!
兎坂 遥
わかった!
虎崎 晶
おい
はぁ、宛あるからついて来ぃ


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