キラは、数分前に寝静まったルカを起こさぬよう、
必死に声の音量を下げて、謝罪している。
キラは、そーっと体を動かす。
キラは、急いで、自分用の寝袋に入る。
夜空を見ながら、今日を振り返るキラ。
"友達"(でありたい存在)の事を考えると、
ついつい微笑んでしまう。
この旅の終着点は、何処にあるか、分からない。
数週間後かもしれないし、数ヶ月かもしれない。
そんな不安定な旅で、体力を消耗しすぎると危険だ。
いつ何処で、何が起こるか分からない。
最悪な結末を招かぬように、当たり前のように
やっている、小さな小さな努力が大切になってくる…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!