起きたばかりはは寝ぼけていて分からなかったが、部屋の様式が明らかに自分の部屋ではない。
1階から母の声が聞こえる。
僕はとりあえず、ベッドの横に立てかてあった竹刀を取って、1階に急いだ。
翌日
あの後、大会では優勝した。
毎回そんなものだから特に嬉しいという感情はない。それよりも部屋が変わっていた方が気になった。
置いてある本は僕の知らない小説ばかり。問題集もかなりの量があった。自分のケータイまでもが、全く違っていた。
まるで知らない人の家にいたみたいだった。
部屋を軽く把握した所で、昨日買ったゲームを探した。
早速見覚えのないパソコンを起動させ、ゲームをインストールする。
スマホで攻略方法を調べていると、悪役の紹介と画像が表示された。
悪役の名前は後鳥羽柊。写真は僕と全く同じ顔をしていた。
そして、彼の部屋の画像は、今僕がいる部屋と全く同じであった。
ここは、BLゲームの世界で、僕はその悪役になったって事!?
同姓同名で習い事まで一緒とか…
そういえば、学校の制服も変わっていた。
無理難題過ぎるのではないだろうか。
無性に小説書きたくなったので、再開してみました!
最後まで読んでくれると嬉しいです( ⌯ノㅿノ)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!