第21話

21
1,009
2021/05/10 15:00 更新
あなたside

照と深澤さんと食事に行く日の朝
照からいつものようにLINEが来てた。

LINE
おはよう。
夜のことまた決まったら連絡する
あと今日はスカート禁止ね!




あなた
なにそれ。笑
なんの心配してんのって思うけど
そんなところも可愛い。

私は素直に言うことを聞いて
今日はパンツで出かけることにした。


夕方緊張しながら待ち合わせ場所に向かう。
少し早くついてしまったので照たちが来るのを待っていると
少し遠くから名前を呼ばれた。

そっちを見ると照がいて手を振る。
そういえばこうやって待ち合わせするの初めてだな。
背の高い照は人が多い中で見ても目立つな。

深澤さんに会釈するとすぐに話しかけてくれた。
イメージ通りすごくフレンドリーな人で
すぐに緊張が溶けて楽しくお話しできた。

お店に入ってからも深澤さんはその調子で話し続けていて
照もそれに楽しそうに反応している。
本当に仲がいいんだなって思った。

深澤さんが言うには照はとにかくいいやつらしい。
私はまだ出会ったばっかりで2人の仲に比べると全然浅いと思うけど
それでも大好きな人が褒められるのは嬉しかった。
少しして照がお手洗いに立ち深澤さんと2人きりになった。

深澤さんはこれまでのおちゃらけた雰囲気と変わって真剣なでも優しい顔をして話し出した。
深澤辰哉
実はさ
照が彼女紹介してくれたの初めてなんだよね
あなた
そうなんですか?
深澤辰哉
うん。
これまでも彼女いるんだろうなって
感じることはあったんだけど
聞いても教えてくれなかったしな
深澤辰哉
あなたちゃんのこと
本気なんだなって感じるよ。
あなた
そうですかね?
深澤辰哉
うん。
照はリーダーだからって
メンバーには弱いとこ見せないからさ
あなたちゃんみたいないい子が
近くにいてくれたら安心だよ。
あなた
そう言ってもらえると私も嬉しいです。
私が何か照のためにできることがあるかは
わからないけど
私といる時間が照の癒しの時間になって欲しいと思うし
深澤さんから見てそう見えてるということは本当にすごく嬉しかった。
岩本照
2人で何話してんの?
深澤辰哉
いやー、岩本さんがあなたちゃんと
2人きりの時どんな感じなのか聞き出してた!
岩本照
は?お前趣味悪いわ!
深澤辰哉
あなたちゃん教えてよ〜
あなた
それは私だけの秘密です。
深澤辰哉
うわ、言えないほどってこと?
あなた
どうでしょう。笑
岩本照
おい!あなたも乗らなくていいって!笑
照が帰ってきてからはお調子者な深澤さんに戻っていてまたみんなで楽しく過ごした。
岩本照
じゃ、そろそろ帰るか!
3人で駅へ向かいそこで深澤さんと別れ
照と電車に乗って帰る。
初めて一緒に電車に乗ったな。
照は私を人混みから庇うように壁側に立たせて
向かい合って立ってくれていた。
電車が揺れるたび照の体が近くてドキドキする。
岩本照
なんでこっち見ないの?
ずっと足元を見ていた私に
照は小声で話しかけてくる。
あなた
だって、、近い。
岩本照
いつももっとひっついてるじゃん
改まってそう言われると照れるし
照の余裕な感じが悔しくなって
照の腕を軽く叩いた。
岩本照
あーぁ、そんなことしていいの?
あなた
だって、、、
岩本照
笑
照だって私が照れてるって分かってて
わざとそうやって言ってくる。

そんな調子で最寄駅に着いて私の家に向かって歩き出した
駅前の人通りの多い道を抜けて
住宅街に入ると照は私の手を握った。

照の方を見ると嬉しそうに笑っていて
こちらも嬉しい気持ちになる。
あなた
手繋げて嬉しいの?
岩本照
当たり前じゃん
あなた
照って深澤さんの前ではそんなに素直じゃないよね!
岩本照
んー、昔から仲良いからね
なんか照れくさいし。
あなた
素直じゃないけどお互い
わかり合ってるって感じがしたよ。
岩本照
そう?それはそれで恥ずいな。笑
あなた
照彼女紹介するの初めてだったんでしょ?
岩本照
うん。え?ふっかそんなこといったの?
あなた
そう。
深澤さん喜んでたよ!
岩本照
俺らまだ出会って短いと思うけど
あなたは俺にとって大事な人だし
特別な人だから紹介したかったんだよね。
あなた
それは光栄ですね〜。
照れ隠しで少しふざけて返すと
俺本気で言ってるんですけど!って
照は口を尖らせて拗ねた顔をしていた。
私の前ではどこまでも素直でいてくれていてすごく嬉しい。

あっという間に家の前まで着いた。
岩本照
じゃ、今日はありがとな。
あなた
うん。、、あのさ。
岩本照
ん?なに?
あなた
今日泊まって行きませんか?
岩本照
あなた俺のこと誘ってんの?
あなた
そうゆう意味じゃないよ!!
岩本照
えー、じゃあどうゆう意味?
あなた
まだ一緒にいたいなって。
岩本照
そんなこと言われていかない男いないだろ!
あなた
ほんと?
岩本照
うん。嬉しいよ。
照は優しく笑って私の頭をぽんぽんとする。
そして私たちは部屋に入っていった。

プリ小説オーディオドラマ