第20話

37話
918
2020/10/03 05:05 更新








「おへそとられる!」










「大丈夫やって、
隣にずっとおるから」























雨の日は、






雷の日は、


















大好きな思い出が、




更新される日やったんやけどな。












































スマホに何度も浮かび上がるごめんの文字と、着信。










そんなこと今更…













いくらたく やって、許せるわけないやろ。














































なんでなん?


















なんで俺らはいつもこうなん?

































結ばれるって信じ続けても
結局いつもこうなって。






























どうしようもなくむしゃくしゃして、
さっきまであなたが座ってたソファを蹴った。






















クシャッという紙の音。























運悪く目に入ったのは
姉ちゃんが働いてるアクセサリー店の紙袋。







紙袋の近くに小さな四角い箱が落ちてる。

















無心で箱を開くと


煌びやかな宝石の埋め込まれた指輪が眩しくて。












辛くて。















































ほんまやったら、






今頃あなたの薬指にはこの指輪が光ってるはずやった。


お揃いのもう1つは、俺の手に。


















































かろうじて閉じた箱の上に1滴、2滴と涙が溢れる。







































ちゃんと目合わせて、


冷静に問いかけて、


じっくり話し合って、


乗り越えられればよかった。










あなたの嫌いな雷の中、無理やり帰らせる
自分が嫌で仕方なくなる。


































































































何も考えたくなくなって、
シーツの中に潜り込む。









ベッドがどんどん湿っていく。







































もし、

ほんまに俺らが結ばれへん運命なんやったら。
























今が、最後のチャンスなんかな。














































しょうもないプライドとか、意地とか全部捨てて、





携帯に手を伸ばした。

































「あなた」の文字をタップして、






震える指で、もう一度。



























































































雨の音が、強くなった。


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