部屋に飛び込んできたのは師範だった。
師範の顔には涙が流れていた。
泣きじゃくり過呼吸になっている師範をあなたは慰め話を聞いた。
あなたは驚きのあまり息が止まってしまった。
あなたは全く話が入ってこなかった。
一点を見つめ、ただひたすら涙が零れていた。
あなたはいつの間にか部屋を飛び出してどこかへ向かった。
あなたは過呼吸になりながらも必死に走り続けた。何も考えず、ただひたすら走り続けた。
幼少期、師範の鍛錬の真似をしていた時、煉獄さんはあなたをよく気にかけてくれていた。
たどり着いた先は、煉獄杏寿郎の屋敷だった。
屋敷の中には大勢の隠がいた。
遺品の整理などをしていたが、入口で立ち尽くしているあなたに気付くとこちらに向かってきた。
そう言い、あなたに頭を下げた。
あなたは無言でただ屋敷を見つめていた。
目には大量の涙を浮かべながら。
1ヶ月後...
善逸はそう答え、苦笑いを浮かべた。
あなたはあの任務に同行していた3人のお見舞いに来た。
そう言い、涙目になりながら微笑んだ。
苦笑いを浮かべたあなたは炭治郎のベットに置かれている本を見つけた。
なぜかその書物が気になってしまい、覗いてしまった。
そこに書かれていたのは日の呼吸についてだった。
夢の呼吸と同じ始まりの呼吸。
そう言い、あなたは飛び出し走り出した。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。