小学一年生の頃
吸血鬼を体の中に飼っていることを
私はまだ知らなかった
小学生の時は田舎に住んでいた
知らない人が住まわせくれたのだ
危ないとか言われるかもしれないが
その人は笑顔が優しかった
当時の私は
普通の子のように太陽の下を歩いていた
火傷をしても吸血鬼の
自然治癒力でどうにかなった
独り言でぼそっと言った時
後ろから明るくて爽やかな声が聞こえた
私がそう答えた時 …
彼は不思議そうにじっと私を見つめた
そして一言
初めは自分の肌よりも
目が不思議だったけど
おじいちゃんに褒められる度に
これが私の普通でいいんだと思えた
その子は“お人形さんみたい”と言ってくれた
私はその日からその子に恋に落ちた
獅子月くんはそれから
よく遊んでくれた …
学校で会うと手を振ってくれて
教室に行くと必ず笑って話してくれる
そんな彼が眩しかった
そしてそれを見ていた周りの人は
私達を年の差カップルと呼んだ
私は正直まだよく分からなかったので
頬を赤らめている獅子月くんに熱があると思い
びっくりした時もあった
そして私は成長し …
小学三年生となった …
切ります !!
お疲れ様です !!
では
ばいらい












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!