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第1話

1、ひとりぼっちのクリスマス
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2025/01/07 08:07 更新
今日は待ちに待ったクリスマス。

前々から家族とイルミネーションを見に行く予定を立てていたこはねは、ワクワクとした気持ちで身支度をしていたのだが…_____
小豆沢こはね
小豆沢こはね
えぇ!?イルミネーションに行けなくなった…!?
こはね父
こはね父
本当にすまない…こはね。
どうしても会社に来て欲しいと急に上司から頼まれてしまってね…
小豆沢こはね
小豆沢こはね
そ、そんなぁ……
こはね父
こはね父
私としても断りたかったのだけど……今日中に処理しなきゃいけない問題が出来てしまったみたいで…
小豆沢こはね
小豆沢こはね
そうなんだね……ううん、それなら仕方ないよ
他の友達に一緒に行けるか、聞いてみるね
こはね父
こはね父
こはね、本当にすまない…!!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
ふふっ、大丈夫だよ。気にしないで
また予定が大丈夫な日にお出かけしよう!





………………………………





小豆沢こはね
小豆沢こはね
…………とは言ったものの…
小豆沢こはね
小豆沢こはね
(みのりちゃんは今日クリスマス配信をするって言っていたし、杏ちゃんも家族でお出かけするみたい)
小豆沢こはね
小豆沢こはね
(………だけど、折角買ったチケットなんだし、行かなかったらもったいないよね)
こはねの手には行き場の無くなったイルミネーションチケットが2枚。
小豆沢こはね
小豆沢こはね
どうしよう、他に誘える人なんて……
そんな時、一人の人物の顔が頭に浮かんできた
小豆沢こはね
小豆沢こはね
…………あ、
小豆沢こはね
小豆沢こはね
そう言えば、青柳くんは…今日何をしてるんだろう…
小豆沢こはね
小豆沢こはね
…ハッ
小豆沢こはね
小豆沢こはね
な、何考えてるんだろう、私…!
きっと青柳くんにだって、用事があるよね…!
どうして彼の顔が頭に浮かんだのかは分からないが、よりによってクリスマスの日に、お付き合いもしていない男の子を遊びに誘うのは流石に気が引ける。
何より、彼と2人っきりになる事を考えただけで何だか恥ずかしくなってきてしまったのだ。


…そんなこんなでしばらく考えた挙句、結局こはねは行き場の決まっていない2枚のチケットを握りしめたまま、家を出ていく他なくなってしまった。

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