駒木 静 視点
マイキーの話す内容。それは、パーの親友の彼女がメビウスというチームにまわされたという、性別関係なく誰もが顔を顰めるものだった
それはあなたも同じで、手を握りしめて怒りを耐えているのが分かった
マイキーはパーに問う。そいつらをどうしたいのか、チームのことを考えないで、答えさせた
マイキー「メビウス潰すぞ!!」
ワァァ!と、歓声と雄叫びが広がる。誰1人として、この抗争を拒否する者はいなかった
バイクに跨って、あなたの様子を伺いながら発進させる
あなた『8月3日…』
静「……」
その言葉に、無理しないでと声をかけられたら、どれだけよかったのか。話されないということは、聞いてはいけないことで、尊重してほしいからで
俺には、あなたを必要以上に心配することも、気にかけることも、何も出来ないのだと突きつけられた
それから目を逸らすように、後ろを振り返ってあのタケミっちとやらを見た
何やら焦ったような顔をして、こちらを見つめていて、けれどその目は怖いくらい真っ直ぐだった
静「…やっぱり嫌いだな」
あの目は、何もかもを見透かして、その人の大切な秘密すらも暴いてしまうようで、気が休まらない
もし、あの子があなたの秘密を暴こうとするのなら、あなたが答えようと思わない限り、守ってみせる
あなた『なんか言った?静』
静「ううん。なんでも」
きっと、こうすることが最善なのだと、自分に言い聞かせて、今日をなんでもない日にする











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。