第28話

二度目の挑戦
56
2025/05/12 13:52 更新
あなたは放浪者の上着を着たまま、教令院についた。すると、放浪者はあなたがきていた上着に手をかけ、一気に腕を上に上げた。
放浪者
これ、返してくれるかい?
あなた
大丈夫、わかってるよ!今返すから、まずその手を離してくれる?
放浪者は黙って手を離し、あなたは上着を放浪者にかえした。かえした後は二人は別れ、各自で授業を受けた。
授業が終わり、二人はまたスラサタンナ聖拠へと向かった。
あなた
あ、そうだ。昨日の夢、不思議なことが起こったんだ。
放浪者
なんだい、その不思議なことって。蝶が見えたとか、くだらない物じゃないよね?
あなた
そんなわけないじゃん!?目が開けれたの。そして、その先に見えたのは、お母さんだった。でもわかんない。この世界での私は、3歳の時にお母さんを失ってるでしょ?でも、向こうの世界の私は失ってないし、むしろ逆の状態になってるんじゃないかな。私が、お母さんの元から意識が離れてる。それに、私が開けれたってとはやっぱり同一人物って言うのが濃厚だと思うんだ。
放浪者
ふーん、なるほど。ただ、それだと疑問が残る。それは、魂とかもない体をどうやってそのまま残してるんだ?普通どちらかは死ぬ気がするけど。
あなた
だよね…なんでだろう…?
あなたはしばらく悩む。その間にスラサタンナ聖拠についていた。
あなた
あ、ついた。そうだ、クラクサナリデビ様にも聞いてみよ!
放浪者
いいんじゃない?
あなた
あ、いらっしゃった。クラクサナリデビ様〜!!!
あなたは大きな声でナヒーダを呼ぶ。
ナヒーダ(クラクサナリデビ)
あら、あなた。どうかしたのかしら?
あなたは、さっき放浪者に話したことをナヒーダに伝えた。
ナヒーダ(クラクサナリデビ)
向こうで目を開けることができた…とっても不思議な現象ね。あなたのいうとおり、その現実とこのテイワットにいるあなたは、おそらく同一人物でしょう。じゃないと、目を開けられるのに辻褄が合わないわ。
あなたは、ナヒーダの発言に大きく頷く。
あなた
ですよね!でも、だとしたらどうやって私はこっちにきたんだろう…?または、向こうに行ったか…クラクサナリデビ様、もう一度あのワープポイントに入ってみてもいいですか?
放浪者
君…僕が昨日言ったことを忘れたのか?
あなた
忘れてないよ!実際、今は一日に何回も使ってないし、調査に必要な時だけでしょ?
放浪者は下を向く。
ナヒーダ(クラクサナリデビ)
じゃあ、あなた。準備はいいかしら?
あなた
もちろんです!
ナヒーダ(クラクサナリデビ)
わかったわ。昨日と同じように、何かあったら私が戻してあげるから、安心して行ってきて頂戴。
あなた
ありがとうございます!行ってきます!
そう言って、あなたはワープポイントへと飛び込んだ。その間、放浪者の顔は、少し引き攣っていた。

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