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第15話

‪🥀‬ 𝟏𝟒
546
2023/11/04 10:55
マイキー
マイキー
つぶ餡のあの食感に勝てるもんなんて
ねぇんだって !!
(なまえ)
あなた
だから !!
こし餡のなめらかな舌触りの方が
良いんだってば !
(なまえ)
あなた
なんで分からないのかな !?
マイキー
マイキー
はぁ !?

集会場に戻る間もあんこ論争は止まらず 、
ヒートアップする一方だった 。


ドラケン
ドラケン
二人ともそこら辺にしておけ〜 。
皆引いてっぞ 〜 。

堅ちゃんの声で我にかえる 。

既に集会場に着いていたらしい 。




琴と鈴を始め 、東卍の隊員達もじっと私とマイキーを見ていた 。


琴と鈴に関しては 、溜息をつき冷めた目で私を
見つめていた 。



三ツ谷 隆
三ツ谷 隆
たい焼きの話は後にしてさ 、
…… マイキー 、大事な話がある 。

隆ちゃんは身体を私達の方に向けると 、
一息ついて話し始めた 。

三ツ谷 隆
三ツ谷 隆
愛美愛主との抗争 、あなたのチームと
組まねぇか ??
マイキー
マイキー
あなたの… チーム …… ??
ドラケン
ドラケン
オレも驚いた 。
まさか 、女暴走族のトップと言っても過言じゃねぇ紅薔薇べにばら の総長があなた
だったとはな 。


ドラケンの言葉を聞いて 、マイキーは目をぱちくりとさせ 、とても驚いた様子で私を見た 。

(なまえ)
あなた
た 、大したことじゃないけど … 。
マイキー
マイキー
ありまくりだろ !!マジかよ… 、
マイキー
マイキー
総長にまでなって 、どこがまだ " 強くない " だ … 


その後 、隆ちゃんがなぜ紅薔薇が東卍と手を組んで
愛美愛主との抗争を起こしたいか話してくれた 。


隆ちゃんが話してる最中も 、マイキーは先程の衝撃が
強かったのか「 嘘だろ… 」と一人呟いていた 。




ちゃんと話を聞いているのか気になったが隆ちゃんの
話が終わると 、


マイキー
マイキー
良いよ全然 、人数多い方が良いし 。

と 、あっさり承諾してくれた 。

(なまえ)
あなた
え 、良いの… ??
足手まといなるかもしれないんだよ ?


そうだ 、私達のチームは名が知られていたとしても
女子暴走族だ 。


どれだけその世界で強いとはいえ 、男子と闘うと
なると話は違ってくる 。





それを承知の上で 、マイキーは了承してくれた 。


相手より人数が多いからって勝てるわけじゃない事は
十分マイキーも分かってるはず 。






マイキー
マイキー
それにさ 、


マイキーは頭の後ろで腕を組み 、綺麗な夜空を
眺めながら言った 。



マイキー
マイキー
あなたの率いるチームが弱いわけ
ねぇじゃん ??
最高の協力者だろ 。な ?? ケンチン ??
ドラケン
ドラケン
ああ 、そうだ 。
マイキー
マイキー
ってことだ 、あなた 。

そう言って 、マイキーは微笑んだ 。
(なまえ)
あなた
…… 本当にありがとう 。



マイキーは大きく頷くと 、隊列を組んで私達を見上げている隊員に向かって大きな声で叫んだ 。






マイキー
マイキー
対 愛美愛主 との抗争は " 紅薔薇オータム・ローズ " と
手を組み 、行うことにする !!
良いかお前ら !!!
マイキー
マイキー
人数が増えたからって油断するな !
愛美愛主 、叩きのめすぞ ォォ !!!

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