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第2話

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2025/02/08 09:18 更新







ヒールの鋭い音を響かせながら 、

病院の白い廊下を歩いていた 。




「患者さんのために、最善を尽くさないと。」

心の中で、この言葉が常に響いていた。



「これでいいのか? 本当に大丈夫なのか?」

何度も自分に問いかけた 。












豊中 「 アナフィラキシーだって ? 」




救急の長い廊下には一台のストレッチャーに

男性が横たわっていた 。



救急隊 「 スズメバチに刺され 、発見から30分経過 しています 。 」



豊中 「 分かりました 、 すぐに気管挿管するよー ! 」


看護師 「 はい ! 」



「 1、2、3 、! 」 と声を合わせて

患者を移動させ 、 すぐにモニターに繋いだ 。




豊中 「 気管挿管お願い 、 峯田さん分かりますかー ? お身体触りますよー ? 」





―――




豊中 「 瀬野さーん 、アドレナリンシリンジ 。 」



瀬野 「 アドレナリンです 」






救急隊 「 ストレッチャー入ります ! 同じくスズメバチに刺されてアナフィラキシーを起こしています、意識は鮮明 」


豊中 「 瀬野さん ステロイドもお願い 」



すもう片方からは

「 こっちアドレナリンお願いします! 」

と声が上がった 。




瀬野 「 はい 、 葵 、手伝え !! 」




葵 「 はい 」




瀬野 「 そっち頼んだ 。 」




豊中 「 薬剤師さん 、 記録とって ! 」




葵 「 はい 、 」









一方 、 新人の相原を連れて

販田が初療室に向かっていた 。







豊中 「 心停止 ... 心マお願い ! 」



相原 「 こんな所にも 薬剤師がいるんですか ... ? 」



販田 「 心臓マッサージはかなり 、体力がいるから 。 数分おきに交代でやるのよ 、 もちろん薬剤師も例外じゃない 。 」




豊中 「 パルスチェックして、 」




看護師 「 まだ脈拍触れません! 」




豊中 「 次のアドレナリンいって 」





全く効き目が無いアドレナリンに

豊中は頭を悩ませていた 。





葵 「 先生グルカゴンお願いします ... βブロッカー服用の可能性があります ! 」











全員が見守る中 、患者の心拍は

再開した 。









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