ぴりっ…
安室…いや、あなたが言葉を発した途端、周りの空気が少し冷えた気がした。
そんな中口を開いたのは目暮だった。
さっきまでの冷たさが無くなったかの様に元気に、明るく返事をしたあなたはどこか辛そうに見えた。
そんな様子を運悪く、小さな名探偵に見られていたようで。
そんな疑問が生まれていたらしい。
コナンが疑問の目線を向けている彼に向けて、
安室_あなたの兄である透が愛おしそうにその背中を見、ぼそりとあなたの名を呼んだ。
ぱちっ……
あなたが何処かに向けてウインクをした。
にっこりと微笑んで。
目暮があの名探偵、モウリコゴロウをあなたに紹介する。
あなたはその紹介を受け、ぴしっ、と敬礼をしながら自己紹介を済ませた。
毛利の質問にあなたが答えようとすると、下側から先回りした返事が返ってきた。
下側からの声の主を先程会った江戸川コナンくんだと認識すると、疑問を付けたような質問の仕方をした。
意味深な言葉を残したまま、捜査に戻ったあなたを、コナンはどういうことだ?と考えながらその背中を見ていた。
なんだ?何を話したんだ?!
安室兄弟の謎は深まるばかりであった…。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。