名前を呼ばれる度に心臓が暴れ出す。
頭ん中が真っ白になって、俺がどんな言葉遣いだったか、
どんな性格だったかでさえも、一瞬で忘れてしまう。
遠く、いや、もしかしたら近くにいるんかな。
そんな彼のことを考えながら、妄想しながら、
彼と出会って六年が経った。
俺らの関係は曖昧で、ネッ友と言うには遠すぎる。
親友と言えば嘘ではないし、相棒というには荷が重い。
そもそもリアルで会ったことのない彼と、ネッ友以外
を語っていいのだろうか。
分からないけど、
俺は彼に、特別な感情を抱いていた。
明るい、まるで太陽を具現化したような声で
俺の名前を呼ぶ此奴は、
同じチームに所属している だるまいずごっど 。
年齢と出身、あとは性別に、ピアスを開けてること、
部屋が汚いぐらいしか知らなくて。
何もかもが不詳な此奴に、振り回されてばっかりだ。
ワンテンポ返事が遅れてしまったせいか、
そう聞いてくるだるま。
人の感情の変化に声で気付くことのできるその優しさと、
それを重い話にしようとしない気配り。
俺が救われたとこでもあり、惚れた理由でもあった。
楽しそうな声のトーンに嬉しくなる、けれど …
やっぱり友達としか見られてなさそうだ。
いや、まぁそりゃそうだよな。
男に好かれるとか…しかも、六年友達歴のある俺に。
ほんまに可哀想だよなぁ、此奴。
告白する気もないけど、諦める気もない。
勿論怖いし、不安だけど。
振られても、またフッ軽な感じで弄ってくれる
謎の安心感が此奴にはあるから。
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🔍 友達から恋人への昇格方法
ぴゅあぴゅあ大好き😘💕
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。