【VOL11・50%】
藤:女の子には分からんかもなぁ〜
〇:なんでですか?
藤:男にしか分からん事もあるんよ(笑)
〇〇ちゃん、もっと自信持ち!
俺が、ええ事 教えたる!
と言って、私の耳に小さな声で教えてくれた。
〇:そうなんですか?
藤:おん、ホンマ!
春・夏:〇〇〜!って、えぇーッ!!!
〇:待ってたよぉ〜
春:女子じゃないじゃん!!!
夏:うぇ、うぇ、WESTが全員、揃ってるッ!!!
〇:へっ??
そう言えば、濵田先輩ってWESTだけど、この人達だったんだ〜
し、知らなかった…
てか、WESTの公演を観に行ってたのに、濵田先輩しか覚えてないって、、、
ホント、濵田先輩を好きなんだな。私。
重:あれ?春菜ちゃんと、夏希ちゃんやん
【VOL12・50%】
重:〇〇ちゃん、友達 呼んだん?
さては、女子ひとりでオモロなくて、
「助けてーッ」ちゅう事やなぁ?!
〇:ち、違います!!!いや、半分は合ってるけど…
重:なら、オモロなかってんなぁ〜(笑)
〇:もぉ〜重岡先輩、意地悪です!
重:俺らって、話しにくい?
〇:そ、じゃなくて…急にたくさん来たから、準備が出来てなくて。
重:そっか、ごめんな。
濵ちゃんとふたりが良かってんな〜(笑)
〇:はい…
ん?やばい。つい本音が…
重:濵ちゃんも、さっきそう言っとったわ。
〇〇ちゃん、なんか落ち込んでるけど、みんな居るから、
どうしたのか言ってくれへんって。
ふたりだったら良かったんかなぁ?って、後悔しとった。
濵田先輩が、私を心配してる?
ホントかなぁ?
盛岡先輩な時、あるからなぁ。
【VOL13・68%】
「カンパーイ!」
春菜と夏希が来たから、改めて乾杯をした。
てか、ふたりとも、私そっちのけで、楽しそうに飲み会してるし。
あれ?対面に居た濵田先輩、いつの間にか居ない!
小瀧先輩と仲良くトイレかなぁ?
私…どうしたら、近づけるんだろう?
神:俺、もう一杯頼むけど、〇〇ちゃんも頼む?
〇:あのぉ〜それって、美味しいんですか?
さっき、濵田先輩が美味しいって言ってたの、同じの飲みたいなぁ〜
神:おん!ウマいよ!
〇:私も、同じのにします!
「カンパイ!」
神山先輩と同じのが来て、小さく乾杯した。
〇:ホント!美味し〜!初めて飲みました!(笑)
神山先輩って、お酒 詳しいんですか?
神:おん、俺、バーテンやから。
〇:そうなんですかぁ〜知らなかったです!
桐:ほら、やっぱり!〇〇ちゃん、騙されとるで!
〇:えっ?何がですか?
【VOL14・72%】
桐:神ちゃん、バーテンちゃうで!
俺らまだ学生やろ!
〇:そっか。でも、バイトしてるとか…
桐:そうきたか!ちゃうわ!騙されやすいねん、〇〇ちゃんは〜(笑)
神:おん。気ィ〜つけや〜!
桐:お前に言われた無いわ!
〇〇ちゃん、ホンマにオモロいなぁ〜(笑)
また、オモロいって…
〇:すいません、チョット分からないんですけど、そんなに、どこが面白いんですか?
私って やっぱり、お笑いキャラですかね?
桐:ちゃうちゃうちゃう!分かっとらんなぁ〜
「オモロいなぁ」ってのは、一緒に居って楽しいって意味や!
褒め言葉やで!(笑)
楽しい!そっか、楽しいのか!
褒め言葉だったなんて、知らなかった。
〇:桐山先輩、ありがとうございます!!!
桐:お、おん…急にどぉしたん?
〇:命の恩人です!!!
桐:??
【VOL15・79%】
それを知ってたら、私もっと自信持てたのに〜
濵田先輩、探さなきゃ!!!
濵:〇〇ちゃん…
〇:わぁッ!!!は、濵田先輩!!!
いつから隣に居たんですか?
濵:ずっと居ったで…気付かんかってん?
な、なんで、こんなテンション低いのぉ??
〇:だ、大丈夫ですか?
濵:おん。〇〇ちゃんが、楽しいなら。
〇:はい!楽しいですよ!そうだ!
濵田先輩と同じの頼んでみたら、すっごく美味しくて!(笑)
濵:せやろ?!そうなんよ!
〇:それに私、皆さんがWESTだって、気付かなかったんです(笑)
ホント、マヌケですよね〜?!
濵:やけど、こないだも観に来とったやん!
〇:そうなんですけどね、なんでですかね〜(笑)
でも今日、皆さんと話せて良かったです、自分の事がよく分かりました。
女子力の無さとか、騙されやすいとか(笑)
【VOL16・87%】
濵:ごめんな、みんなおしゃべりやねん。
気ィ〜悪くした?
〇:全然全然!楽しかったです!!!
でも…今が一番かな!////////!
濵:へっ!そ、そうなんや〜!////////!
も、一杯飲むか?
〇:はい!(笑)
それから、濵田先輩とたくさん話して、濵田先輩の事、たくさん知って、ホントに楽しくて…
ずっと、濵田先輩と話してたいなぁ〜なんて思ってたけど、お開きの時間になって…
濵:今日は、ありがとな!
〇:こちらこそ、ありがとうございました。
オモロかったです!(笑)
濵:そっか(笑)
〇:では、さようなら。
濵:おん。気ぃ付けて帰りや〜
〇:はーい!
手を振って別れた。
その夜、反省会と称して、春菜の部屋に集合した。
春:では、とりあえず今日はお疲れ様でした〜!
「カンパーイ!」
【VOL17・65%】
春:まぁ、良かったんじゃないですかね?
夏:そうだね!楽しかった!超ーッ!楽しかった!
春:違う!〇〇と濵田先輩の事!
夏:あぁ〜そっちね。分かんない。
春:なんでよ!ふたりで楽しそうに話してたじゃん!
夏:私だって楽しそうに話してたじゃん!
同じ!
春:そう言われれば、話してただけか。
あの後、メールとか来てないの?
〇:来てない…
春:次の約束は?
〇:してない…
そっか、今の段階って、友達に過ぎないんだ。
夏:濵田先輩って、彼女居ない?
〇:えっ?聞いてない。
夏:今更なんだけど、実は〜
大学で女の子とふたりで歩いてるの見た事があるんだよね。
手を繋いでた訳では無いけど、なんだか親しそうだった。
春:夏希!マジ今更だよ!彼女居ようが関係ないじゃん!
〇:待って、彼女居たら関係あるでしょ。
終わりじゃん。
【VOL18・52%】
私は、そそくさと部屋に戻った。
彼女 居るのかもなぁ〜
そしたら、みんなで来たのも説明がつく。
同じ『打上げ会場係』ってだけで 浮かれてた。
メールの返信が来ただけで 浮かれてた。
ふたりで行くってだけで 浮かれてた。
ホント、騙されやすいんだな。私。
なんか、ごめんなさい。
でも、今日は夢のようだった。
濵田先輩とたくさんお話しして。
あの、笑顔。
好きだなぁ。
初めて濵田先輩を知った日。
ふと、すれ違った濵田先輩の、無邪気な笑顔に、カウンターをくらった!
その一発で完全に knockdown だった。
その日から、学校へ行くのが楽しくて!
毎日、濵田先輩に会えるのを期待して。
ずっと隠してたのに、舞い上がってる私に、春菜と夏希は気付いてたみたい。
でも、恋なんて、伝えずに終わる事の方が多いんじゃないかな。
特に、一目惚れなんて…
やっぱり、私には向いてないんだ。
【VOL19・46%】
ピロンッ!
{濵:今日はありがとう!みんな居ってごめんな。
次は、ふたりで行こな!}
ふたりで…
彼女 居るのに、ダメでしょ!?
でも、本心は…ふたりで行きたいな。
{〇:ふたりで行って大丈夫なんですか?}
{濵:なんで、そんな事 聞くん?ふたりだけは、イヤか?}
{〇:いえ、そんな事 無いです。}
{濵:なら、なんで?}
どうしよう。
聞いたら、ホントに終わっちゃうかも知れない。
終わらせたくない…
〜♪電話の着信♪〜
濵田先輩だ!!!
どうしよう、泣きそうなんだけど…
出なきゃダメだよね?
〇:・・・もし、もし…
濵:〇〇ちゃん?
〇:はい…
濵:どうしたん?
・・・聞けない。
濵:やっぱり。なんや不安になっとるやろ?
〇:えっ?
濵:分かるで!隠したって。言うてみ。
濵田先輩…終わらせたいの?
【VOL20・52%】
〇:い、言えません…
濵:・・・今から、会えるか?
〇:えっ?
濵:女子寮やろ?行くから待っとき!
えっ?なんで?
会うの怖いよ。
そんなに、終わらせたいの?
涙が溢れた。
10分後。ホントにくるのかな?
私また、騙されてるのかな?
20分後。メイク直しておこうかな。
泣いてたのバレちゃうし。
30分後。来ない可能性も考えとこう!
そうすれば、ショックを和らげられる。
40分後。濵田先輩…どこから来るの?
夜中だからタクシーだよね?
50分後。なんの連絡も無い。やっぱり騙されたのか。
60分後。
や、待てよ!事故に遭ったとかじゃないよね?
それ、最悪のパターンじゃん!!!
想いも伝えられず?
そんなの、考えた事も無かった…
70分後。よし!濵田先輩が無事に来たら、伝えよう!!!
終わらせたいなら、潔く、切り捨てられようじゃないの!!!
バチコーーーーイッ!!!
【VOL21・51%】
ピロンッ!
{濵:着いたで!}
えっ?ホントに来た?
恐る恐る、玄関を開けてみると…
濵田先輩が、自転車の隣に座っていた。
私に気付くと立ち上がり、こっちへ向かって歩き出した。
濵:不安にならんといて…
っ!!!えっ?!!!
私は、濵田先輩に抱きしめられていた。
なんで?なんで抱きしめるの?
一気に涙が溢れてきた。
濵:側におらん時に不安になられたら、会いに行くの時間かかってまうやん。
なんで?
もう、訳がわからないよぉ〜
これも、男の人にしか分からない事なの?
これで終わりなら、せめて想いだけでも…
〇:好きなんです…
私は濵田先輩の胸に顔を埋めて言った。
〇:ダメなのは、分かってますから。
もう、終わった。
私は濵田先輩から離れた。
濵:ダメ?なんで?
濵田先輩は、焦ったように離れた私の腕を掴んだ。
〇:彼女…居るなら、ダメじゃないですか。
【VOL22・???%】
濵:な〜んや!そんな事?
〇:そんな事って…
濵:それで、不安になっとったん?(笑)
〇:・・・・・
ヒドイ…
恋がひとつ、終わろうとしてるのに…
濵:ホンマ、可愛ええなぁ〜
〇:は、はぁ?
濵:居らんよ。彼女なんて。
〇:へっ?
濵:正確には、今は居るけど…
〇:どっちなんですか!(怒)
濵田先輩は、怒った私の顔を覗き込んで、
濵:俺の彼女に、なってくれませんか?
〇:っ!!!
びっくりし過ぎて、分かんない。
頭ん中 真っ白!
濵:〇〇?大丈夫か?
〇:は、はい!(笑)
濵:やぁばっ!マジ可愛ええ!!!
そう言って、また私を抱きしめた。
濵:好きやで。
〇:うん。私も。
訳のわからない思い込みで、大切な恋を失うところだった〜
男の人しか分からない部分は、まだまだ謎のまま。
でも、濵田先輩をどのくらい好きなのかは、もう分かるよね?
『100% I♡ you』
☆fin.☆












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!