あーあー、!気不味い、兎に角気不味いよ!?!?
エリスが森に回収され、アタシは中原&太宰にポートマフィアビルの探索に連れて行かれる予定だった。
が、森に抱かれた途端目を覚ましたエリスが、中原を誘拐と云う名の遊び相手に連れて行ってしまった。
結果、アタシは太宰と共に探索に行くことになったのだが、、、
中原ならまだ腹の中が判るから良いものを、此の男は何も判らない。
唯の不気味な男だ。
つまり、会話が続かないまま歩いて5分が経っている。
話しかけられた。声からは、何を考えているかなんて、分からない。
意味が分からない。
私の立場?其れは、、、、
衝撃的な事を、サラッと言われた。
売り飛ばされる、、、?つまり、人身売買、、、?
アタシにそう教えた太宰の顔に巫山戯の様子は一切なく、
瞳には光が無い。
本気、と云う事だ。
はぁ、と溜息を吐き、太宰がアタシの髪を掴む。
ニコリ、と笑いながら太宰が云った。
ピースがハマった。
森は、アタシを一時的に此処に置くと云った。
その一時的が終わったら、アタシはどうなる?
あの時の、森の見定める様な目の意味は?
全部、売れるかどうかの為?
売り飛ばされた子供の末路は良く知ってる。摺鉢街で何度も見た。
到底、まともな運命では無いものだけだった。
此の儘では、次はアタシの番?
今まで出したこともない様な絶叫だった。
幸い、辺りにはアタシと太宰しかいなく、此の絶叫に気付くのは太宰だけだ。
黒い瞳が何を考えているのかなんて、全く分からない。
ただ分かることは、此の儘ではアタシは、売られる。
其れだけは、確かなんだと、感じた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。