お洒落なレストランで夕食を食べて、あっという間に帰り道。
お互い話すこともなく、沈黙がつづく。
でもなぜだかぷりっつさんとの沈黙は心地よかった。
しばらく沈黙が続いた後、彼はふと思い着いたように口を開く。
えええぷりっつさんどうしました
アタマブツケマシタ?コユビタンスニブツケマシタ?
だって実写撮影に誘ってくれるのはまだいいとして(良くねぇよ)
あなたがいてくれると頑張れそうな気がするしって!
お前はタラシかて!
よっしゃ、仕返しだ!
必殺!タメ口!!
と言ってぴょこぴょこ跳ねてるぷりっつさん()
あれ?必殺技効いてない、、、?
んーこうなったら!
秘技!ぷりちゃん呼び!
、、、ってかこの技自分にもダメージ入ってね?()
これは、、、効いた、、、?
ギュッ
突然のことでびっくりしてしまった私()
何事かと思って目を開けると、、、
あれ?私ぷりっつさんの腕の中にいるくね?はにゃ?
私にぷりちゃんって呼ばせて満足したのかぷりっつさんは背中に回していた腕をほどく。
暗いからと家の前まで送ってくれたぷりっつさんはやっぱり紳士だと思う。
本人には言わないけど()
「ほなまたな〜」と言って笑う彼の笑顔に惚れてしまったのは私だけの秘密。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。