仕事が終わりあなたと一緒に帰宅
あなたは随分と年の離れた弟になる。
来年で小学生だっけな。
「そろそろランドセル買いにいかねーとな」
『ランドセルはマイキーくんが買ってくれるって!』
「はぁ?」
お前ボスに気に入られすぎな
いつそんな話したんだよ
『マイキーくんが何個でも買ってあげるって〜』
「あのな、ランドセルは一個でいいんだよ。
そんでボスじゃなくて兄ちゃんが買ってやるから」
『え〜でも約束しちゃったよ?』
「俺からボスに言っとく」
『はぁい』
可愛い可愛い弟
兄ちゃん薬中だけど許してな。
『はるちよお兄ちゃんお風呂入ろ?』
「んー」
そんでマジで他の奴らには言えないことがある。
『はるちよお兄ちゃんちゅっちゅしたい!』
これ。
寝る前にいつもお休みのキスをしてたわけなんだけど
どうやら本人起きてたらしくて
キスを気に入ったみたい
こんなことが他の奴らにバレたら
茶化されるに決まってる。
特にあの灰谷兄弟には。
『はるちよお兄ちゃんだぁーいすきっ』
「兄ちゃん薬中だけどそれでも好き?」
『やくちゅー?』
「そ」
『やくちゅーでもなんでもぼくだいすきだよっ』
やくちゅーって、ちゅーみたい!
なんて言ってきゃっきゃしてる
ずっとそのままでいてな。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!