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第1話

壱ノ夜 「 顕わになる痣 」
377
2026/09/01 13:00 更新










































────この関係が良くない事くらい、最初から分かっていた。

毎晩 貴方の隣で逃避行。

あまりにも退廃的な生活。































































































それでも、「アタシ」の心を溶かすのは、貴方だけだから。

























































こうしてまた、助手席に乗ってしまう。































































































1人きりの部屋に、無機質な着信音が鳴り響く。
開いてみれば、それは ツバサからのメッセージだった。
ツバサ
『ねぇ、今から会えない?』

俺とツバサとの関係はセフレ。

現在時刻は午前2時。

目的なんて分かっていた。


けれど、何処かで貴方に縋る「アタシ」が居る。


ていく
『いいよ』

少し迷ってそう返した。
ツバサ
『じゃあ今から迎えに行く』
ていく
『待ってる』

たったそれだけの会話。
けれど少しずつ、心が甘く溶ける様な、そんな感覚がした。

ツバサが迎えに来てくれた、ヴェルファイアに乗る。
ツバサ
…この時期に上着は暑くない?
ていく
…確かに暑いけど

疑う様な、不思議がる様な瞳で此方を見る。

そして何を思ったか、俺の上着をずらした。
ていく
…ちょっと

首元の痣が顕わになる。

ていくは怯える様な瞳でツバサを見つめた。
ツバサ
……どこ行く?
ていく
え…、決めてないの…?
ツバサ
いや、別にお前に会いたかっただけだし
ていく
…あっそ……//

都会の喧騒をBGMに、車を走らせる。




























































































































この時間は、俺たちだけの物の様な気がした。
2人の関係はセフレとして登場しますが、行為シーンや直接的な表現等は一切御座いません。
ただし、それを想起させるような表現は一部御座いますので、苦手な方は閲覧をお控えください。

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