第13話

너만 보인다/wonwoo
728
2023/03/12 14:37

















.


















いつからか、


あなたと話すのが難しくなった。









あなたと目を合わせられなくなった。










あなたの背中ばかり

目で追いかけてしまうようになった。















いつからか


あなたのことで頭がいっぱいになった。



















恋のはじめ方なんてわからない。





そもそもそんなこと

あまり考えてこなかったから。






恋は気が付いたら落ちていて


いつの間にかそれしか見えなくしてしまう。








恋は病とはよく言ったものだ。


まさに病的で、支配されたようになるのだから。








































wonwoo
wonwoo















この苦しさを

あなたは知っているだろうか。







きっと分からないよね。




だってこの気持ちは片方を向いているんだもの。


















あなたの背中を見る度悲しくなった。






あなたの視線を追う度切なくなった。







あなたが口を開く度期待した。







あなたが、


あなたが好きだったから。























あなた
…なんて
あなた
言えるわけないし














遠く端の席で

楽しそうに友人の声に目を細める彼を見て悪態ついた。






目線の先には違う子。



知ってるよ、

あなたの思ってることくらい。






何年見てきたと思ってるの?

















あなた
…ばか










消え入る声で呟いた。



多分その声は、

彼の笑い声で掻き消された。












wonwoo
wonwoo
あなた?
あなた
へ…










机に伏せていたら、

柔らかくて低い声が私の上から降ってきた。






ずるい、

そんな声で呼ばないでよ。










そんな心配そうに、

こっちを見ないでってば。













そう言いたい、

言えてしまえたら楽だと思う。
















あなた
あ、いや
眠いだけだから
wonwoo
wonwoo
顔暗いけど
あなた


















あなたが離れていってほしくない。


あなたのそばで笑顔だけを見ていたい。




私だけを見てほしい。






言えない感情が膨らんで

頭の中を占領していく。












どうしたらこの気持ちを

消せるのだろう。


























プリ小説オーディオドラマ