今、2人でカフェに入っておすすめされた
プリンを食べている
正直めちゃくちゃ美味しい
…何この子すごく美味しそうに食べるわね
もうほんとに慣れないからやめてほしい
やっぱやめないで可愛いから
え、いや、同じプリンよ
ん?
この状況……
え?
あ、あーん
スーッ
あーんしてもうた
さすがデートね
…ダメよ私
スプーンのことは考えちゃダメよ
関節キスなんて触れているわけじゃないんだから
か、顔が近いわ…
今はカフェを出て
ショッピングモールの洋服店に来ている
え?
びびびっくりしたー…
クマさんってかわいいわね
けど私じゃなくてクマさんなのね
いや何言ってるのよ
クマさんに嫉妬したって仕方がないじゃない
それにクマさんと一緒のかわいさってなんか嫌だもの
バシィィン
そう言って頭を撫でる
まるで子犬を愛でるように愛をこめて
がしっ
……?
え、腕掴まれて…
ちゅ
……?
手に、キスされた…?
だから跪いたの……?
///
頭をポンポンとされる
まるで子猫を愛でるように
優しく、愛が伝わってくる、大きな手
そういって耳元に唇を寄せてきたこの人は
こう言った
「 」
ドシンっ!!!
思いっきりほっぺたを叩いてやる
バァアアン!
続く
おまけ
はぁ…ほんとに今日は色んなことがあった…
もうあのパボ犬ったら…
…けど、ちゃんとここまで送ってくれたわよね
さすがに家までは申し訳ないって言ったけど
スンミナがもっと一緒にいたいって言うから
別に私もいたかったわけじゃないけど
別にスンミナ…♡とか思ってないけど
って…イエニは寝てるかぁ
イエナの笑顔にひどく安心して、
思わず洗い物をしていた彼女に抱きついてしまう
ぎゅーっ
「リノ、」
「リノ、ほんとに…」
「リノ、ほんとにかわいーね」
♡×50までお休みします…🙇🏻♀️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。