私は、この時から既に手遅れだったのかも知れない。
あのSNSを検索するきっかけになった物であるから。
だけど悠葉くんは28歳、私は小学6年生で、悠葉くんにとって犯罪になってしまう歳。
しかも何万人もいる登録者の中の1人、眼中にも無いだろう。
私の手は動いていた。
「悠葉 夢小説 恋愛。」
ゴロゴロとある、夢主と言う名の自分が、悠葉くんと同い年で、同じ高校で、甘酸っぱい恋愛のお話。
次へ進むボタンは止まらず、最新話の51話まで読み終わってしまった。
ログイン限定…つまりはアプリに個人情報を入れた物の報酬といった所か。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。