第7話

第六話 「探検とレイの昔」
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2026/02/11 12:30 更新
五条悟
ここがグラウンド。ここは修行する場所

五条悟
でらあっちに見えるのが図書室で、こっちが僕らがたまに集まって
ダラダラする談話室



五条はレイを外に連れ出し、たくさんの場所を紹介していました






五条は一つ一つの場所をまるでお気に入りのコレクションを紹介するように
丁寧に話して聞かせた
レイ
レイ
記憶レコーディング完了。地形、構造、及び呪力の分布を確認
防衛拠点としての優先順位を設定します
五条悟
レイ、そんなに硬く考えなくていいよ
ただの『風景』として見てごらんよ ね!



五条は振り返りレイに満面の笑みをむけた


















その瞬間、レイの胸の奥にある中央処理回路が予期せぬノイズを検知した
レイ
レイ
(…?内部温度が0.5度上昇。胸部装甲の内部に未知の圧迫感を認識)


レイは自分の顔を触った





顔が、じんわりと熱い




レイ
レイ
(…エラー検知。内部回路の異常発熱。あるいは環境光による
視覚のオーバーロード…。…いいえ、これは単なる…バグ)
五条悟
…どうしたの?ぼーっとして。やっぱり疲れちゃった?
レイ
レイ
…いえ。“バグ”が発生したような気がしただけです。
五条悟
バグ…か。レイ、それ本当にバグなのかな?



五条はレイの顔を覗き込んだ

五条の六眼は先ほどから不規則なさざなみのように揺れているのを
正確に捉えていた


五条悟
そうだ、レイ。君はどこの部屋で寝たい?
もう夜も更けてきたし。空いている部屋ならいくらでもあるし…
証拠のところがいいならそれでもいいけど


五条がレイに訊ねた瞬間、レイは立ち止まり無表情な瞳で五条を見つめた





レイにとって「選択」と言う概念は存在しない

自分という道具を一晩のうちどこに収納しておくか。

その判断を下すのは常に「所有者」の役割だった
レイ
レイ
…質問の意図が不明です。私は道具であり
所有者あるじ様の命令を待機する存在です。
自らの意思で座標を決定する権限は与えられていません



レイは一歩、五条に歩み寄った
レイ
レイ
五条様。貴方の管理の届く範囲、かつ貴方への脅威を即座に対応できる位置
…それ以外の場所で私が機能停止(睡眠)することは許可されません


その論理はあまりに冷徹で、けれど盲目的だった


結果、五条はレイを自分の部屋に案内した
五条悟
はい。ここが僕の部屋だよ。
じゃあ、命令ね。今夜は僕の部屋にいなさい!


五条は柔らかい笑顔でレイに言った
レイ
レイ
了解しました。
これより五条様の私室にて警護を兼ねた待機モードに移行します
五条悟
いい?レイ。僕はソファで適度に寝るから、レイはあっちのベッドで寝ること
これは命令ね


レイは少し止まった後
レイ
レイ
…了解しました、五条様が指定された座標にて
機能停止プロトコルを実行します
五条悟
じゃ、おやすみ
レイ
レイ
はい、五条様



レイは淀みなく応じ、真っ白なシーツが整えられたベッドへ潜り込んだ




しかし…













数時間が経過した頃



レイの瞳が暗闇の中でカチリと音を立てるように開いた









レイは音もなく上体を起こし、膝を抱えてベットの上に座り込んだ



























































『睡眠』



それは、所有者あるじを守るための視覚、聴覚、呪力感知そのものを
全て遮断する行為。

周囲に敵対者がいないと判断されたからこその命令だが、
レイにとってそれは「隙を作るだけ」の非合理的な機能であり
自力でそれを行うことは不可能に近かった





(機能停止によるメリット、未だ検出できず
命令遂行のため一時的意識を落としたものの、思考ログを継続)



レイはソファで寝ている五条をじっと見つめた



六眼を持ち、常に世界を見通しているはずの彼が
今は無防備にただの「人間」としてそこにいた














その姿を見た瞬間、レイの頭にはよぎってしまった





























































































今なら、誰にも見られず排除できる…と
レイ
レイ
…(何考えてるんでしょうか…私は)







レイの表情がわずかに揺らいだ


それは感情を持たないはずの人形が見せた

「悲しみ」に酷似した表情だった



かつての所有者たちは、レイに「眠れ」など言わなかった 


「動け」「殺せ」「守れ」。
動画に休息を与える所有者はいなかった
壊れれば修理し、使い物にならなくなれば棄てる

それが彼女の世界の全てだった。…はずだったのに





レイ
レイ
…五条様。…貴方は私に何を求めているのですか


彼女は声にならない声で、彼の名前を呼んだ




もし自分が人間のように眠り、夢を見れる日が“戻って来れば”



五条悟
ん〜……



寝返りを打った五条は、その視線に気づくこともなく、ただ幸せそうに眠り続けていた
レイ
レイ
…(命令を遂行しなくては…)



レイは再びベッドの中に身を沈め、重い瞼を閉じた
ぬし
ぬし
今回はここまで!
ぬし
ぬし
気にいっていただけたら♡、⭐︎よろしくお願いします!
ぬし
ぬし
では!おつラム〜

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