英寿side
俺は、ふみの手を握って、ずっと話しかけている。
過去の話。
ふみとの大切な思い出。
その話をしてれば、
いつか『そうだよね。懐かしいね』って、
返事をしてくれる気がして………。
それから色んな乗り物に乗って、
乗り物の待ち時間だって
ふみとなら全然退屈じゃなかった。
ご飯の時も俺の方を見て
モグモグ食べてるふみは愛おしくて仕方なかった。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、
夕日に照らされ始めた頃、ふみは俺に言ったんだ。
俺はこの言葉があったから、
今、ふみを信じて待ってるんだよ。
ふみは俺を1人にしない。
隣に居てくれるはずだから。
ふみ、………。
あの言葉、めっちゃ嬉しかったんだよ。
だから、決めたんだ。
ふみは絶対俺が幸せにするって。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。