家の扉を締め、幼馴染の家に向かった。
がちゃりと扉を開き、白状を持った幼馴染。
望月日向が出てきた。
日向の魂の色はピンク。
その色からとても優しい子ということが分かる。
彼女は、幼少期から段々と目が見えなくなり、真っ暗ではないが、盲目になってしまった。
そんな日向を支えると決めた僕は、小学生の頃から行動を共にしていた。
僕は、彼女の手を取った。
その瞬間、日向の魂がゆらりと揺らいだ。
どうして揺らいだのだろう。
なるほど。照れているのか。
そりゃもうお互い16になって、男から手を取られたんだもんな。
、、、凄く揺らいでいる。図星だな。
これ以上揶揄うと、日向は怒ってしまうから止めておこう。
日向は、盲学校に通っている。
小学生の頃は、目が見えなくて皆と違うからと言われ、虐められていた。
その時の日向は、虐められていたせいで自分に自信を無くし、魂が消えかかっていたことがある。
今は、自分と同じ人達と一緒に学校生活を送っているおかげで、自信を取り戻せている。
日向は目が見えないのに、僕のサッカーの試合を見に来てくれる。
でも楽しいらしい。
それから僕達は、雑談をしながら学校に向かった。
僕の高校の先生が、この前間違えて違う教室に入ったことや、先輩に恋人ができたこと。
一番驚いたのは、、、
日向が別の学校の先輩に告白されたことだった。
日向が告白されたのは、驚きだったけど、少しだけモヤモヤした。
どうして、目が見えないだけで断るの。
最近の日向、ずっとこうだな、、、
何かあったのかな?
魂がずっと揺れてるし、、、
この揺れ方は、怒っているんじゃない。
照れている。
日向は、よく照れる。
少し褒めただけで照れたり、
なんなら僕と会話をしているだけで照れたりすることがある。
どうして、そんなに照れるのかよく分からない。
日向は小さい頃からそうだったから。恥ずかしがり屋なのかと思っていた。
でもこの前、僕が学校まで迎えに来た時、日向が先生に褒められているのを見て、衝撃を受けた。
日向の魂は、全く揺れていなかったのだ。
どうして、僕との時は照れるのだろうか、、、謎である。
そんな事を一人で考えていたら、日向の学校に着いた。
元気に点字ブロックを踏みながら、日向は学校の校舎に入っていった。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!