朝になって
目を覚まして
身体を起こそうとしたら
ボキッッ
って意味深な音が鳴りました
えぇ、この紫頭のせいです←
〝優しく〟って言葉しらんのかこの人
っは〜、まじで最悪
緑仙にボイトレ行けないって言わないと....
うぅ...申し訳無さ過ぎる..死にたい...()
内心全力で謝りながらポチポチと謝罪の言葉を入力する
ポンッと送信完了の音が鳴ると、1秒もせずに既読が付いた
...........おかしい
緑仙はいつももう少し遅いぞ、??
既読が付いた事に疑問を感じていると、スッと返信が返ってきた
+1400
+1420
...いや好感度高くなってません?
前回1250くらいじゃなかった?
しかもなんで上がった??
てか送信間違えとか恥ずかしすぎるんだが???←
いやノリ良っ
..........いや分かりやすっ
は、え、何何何???
もう「俺で良いじゃん...?」感が凄い..!(?)
うるさっ
てかぼるたは辞めろ?????
声量がバグってる雲雀に呆れながらスマホを手に取り、L〇NEを開く
画面には、2通........、いや、4通のメッセージ
+1210
.......四季凪の好感度が判明
1210ですか。随分上がりましたね〜(もう慣れた)
...え〜、もう1通
+730
親友に心配掛けたくないから嘘をつく
これは優しい嘘です。許してくれ←
てかぽんちゃん上がってるんだけど!嬉しすぎるっ!
...え〜、そして
+1320
...いやその情報は何処から手に入れた??
それよりなんか好感度上がってるし....何なの、?
....てか雲雀が勝手に入って来たんだしな?私入れてないぞ?
..ぅえ〜、次!最後!
+1310
しれっと告白すんな
せめて直接言ってくれ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。