第2話

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2024/05/15 12:38
あなた
ゾム...重いから退いて
寝ている私の上に馬乗りしてきては、体重をかけてくるゾム
zm
起きるってことやんな?
あなた
...あと少しだけ
zm
あなたの少しは少しちゃう
zm
なぁ...はよ起きて?
あなた
...もうちょっと
zm
はぁ....
zm
シッマぁ?居る?
kn
居るで!!!
zm
うるさっw...いつものやつ頼むわ
kn
りょーかい!
ーーー
ーー
tn
おぉw大丈夫かあなた?w
rbr
毎度懲りへんなぁw
ゾムとコネシマの肩を借りて何とか足を前へ進める私を見て幹部達は苦笑する。
shp
俺の部屋にまで聞こえてきましたからね
ut
ほんまシッマの声は大きいなw
あなた
鼓膜が痛い...
zm
起きないあなたが悪いんやw
あなた
だからって毎回シッマは...
kn
あなたを起こすんは俺の仕事やからなぁ!
その声すらうるさい。

音量調整どうなってんだか...
ut
それとも俺が起こしに行こか?
あなた
絶対やめて!
身体を包み込む生温い体温と息遣い...

あぁ思い出すだけで鳥肌が立ってきた。
ut
そんな嫌な顔せんでも...w
sha
トラウマになったんやろなw
朝から賑やかな幹部達

トンママが作ってくれた朝ご飯を食べ、今日も任務へ向かう
ーーー
ーー
...単独行動は本当に苦手だ

今日の任務は敵国への潜入、スパイというものをするのだが...大体こういう任務は1人である
あなた
早く帰りたい...
そんな弱音がこぼれるが、ここまで来たのだ。
今更そんなことを言っても仕方がない。

そんな事を考えていると執事のような制服を着た男にワインを勧められる。

そのワインを口に含みつつ、任務内容を思い出す。
今回はα‬国主催のパーティに潜入し敵国の情報を入手すること、まぁありがちな任務だ

あなた
あれが幹部か...
死角に身を隠しつつ幹部らしき男達の声を盗み聞きする
敵幹部
あの脅威の動きを鈍らせればこっちのもんだろう
敵幹部
毒ガスを使うってことか
脅威とは多分ゾムのことだろう...とにかく今の情報は帰還次第報告しなければ。

その後も情報を盗み聞きしては記憶した
敵幹部
あとあなたという幹部...あれは生きたまま拉致しろとのことだ
敵幹部
何故?
敵幹部
あそこの幹部達は仲間想いらし、女幹部なんて捕えられればきっと我を忘れて特攻してくるのではないかってな
拉致...確かに我々国は仲間を見捨てない国として有名だ。

でも、もし私が実際本当に拉致されても彼等は本当に助けに来てくれるのだろうか

そんな事を考え、一瞬集中が途切れる
敵幹部
どうした?こんなとこに女1人で
腕を捕まれ顔を覗き込んでくる敵幹部。

ヤバい、終わったかも...
読み直ししてないです!!
もし間違いあれば教えてください

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