薄暗い部屋の中。
甘い声と水音だけが響く。
その声が自分の声だとは考えたくもなく、必死に抑えようとするが快感に耐えられるほど俺も強くない。
大きく股を広げられ、いつもとは違う光景に少し、いやだいぶ恥ずかしさを感じる。
そう言って俺の耳に声を吹きかける翔太。
俺は何かしてしまっただろうか、思い当たることがない。
耳から身体に伝わる快感にビクッと震える。
優しく微笑みながら返してくれる翔太だが、腰の動きは全く止まってくれない。
いやらしい水音が鬱陶しいほど聞こえてくる。
そんなことを言えば、翔太は怖いくらいに美しく微笑み腰の動きを速める。
壊れそうになるくらい抱かれるんだろうな…と心の中で思いながら、涙目で翔太を見つめていた。
抑えられない声と唾液を漏らしながら、翔太からの愛を受け入れる。
そう言って翔太はより一層腰の動きを激しくする。
目の前がチカチカしてきた、
ドクンッと身体が跳ね上がるような感覚と共に、俺の意識は落ちていった。
渡辺side
やべぇやり過ぎた。
目の前には肩で呼吸しながら意識飛ばした涼太と、
…………盛り上がった後のすごいベッド。
やっちゃったどうしよう嫌われるかな…。
でも涼太も抵抗しなかったし嫌とは言ってないし、
そう言って涼太の頬にキスを落とす。
やっぱイっても続けるのって危ないのかな、最後泣いてたし、でもそれが可愛いって思っちゃうし………。
まぁ、今は考えなくてもいっか。
後処理も終わらせて軽く涼太の身体を拭く。
無理させたからすやすや眠ってる。可愛いね涼太。
俺はシャワーを浴びて着替える。
涼太をベッドに寝かしたまま、起こさないようゆっくり隣に入る。
そう言って唇に軽くリップ音のなるようにキスを落とした。
愛してる。今日したことが、俺が涼太にできる最大の愛情表現だよ。
明日は俺が朝作るからゆっくりしててね。
そう思いながら静かに目を閉じた。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。