そう声をかける
気づいていたみたいだ
でもそのおんりーは…
どこかが違った…
どこかじゃねー…全部が…
魔力量も…その背中の…魔族のような羽も…
心も黒く…目が笑っていない…
そして、背中の魔物のような羽で国の方へと飛んでいった
まずい…このままだと…
魔法で飛び、追いかける
魔力の消費が大きいからあまり使いたくない魔法だ
追いかけなければ…!
そのまま飛んで行き、おんりーが国の真上まで行った
何をする…どんな魔法を…
抑えなければ国が終わる
やばい…
おんりーの魔法を結界を張り、止めた
すると、結界がすぐに解析されて壊された
おんりーの顔には涙が…
その心情は顔からは分からない…
無表情の顔に涙…
俺は何も答えることができない…
どうすれば…
すると…
突然空間に歪みができた
その歪みから…魔王が出てきた
「待って」とは言ったものの、
国に結界を張ろうとはしなかった
おんりーが魔法を使うときに放つ言葉、詠唱…
"亜人差別"これに引っかかったからだ
どういう理由でここを潰そうとしているのか…
それが"亜人差別"だったら…
そう思うと止めれなかった…
「メギド」そう魔法が使われると
たくさんもの光線の弾丸が国に向かって放たれた
外に出ていた人は心臓を撃ち抜かれ
家の中にいた人は家を貫通し撃ち抜かれた
国の城の中にいる人はまだ殺してないようだ
そのままおんりーは行ってしまった
止めれなかった…
俺はおんりーのために何もできなかった…
そんな俺は何も言葉が出なかった
空間が歪み、その中に魔王が入っていき、
消えていった
どうしよう…
ドズルさんのところに合流するか…?
それとも…おんりーを追いかけるか…?
・
・
・
アンケート
あなたなら…どうする?
ドズルさんたちのところに合流
30%
おんりーを追いかける
70%
投票数: 310票
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。