第4話

【エース】アンケート結果
1,280
2022/07/25 11:14 更新
⚠︎現パロ

スーパーで買い物して、お店を出た所だった。


雨が急に降り出して
あいにく、傘は玄関に置いてきたまま。




降り出した雨はまだ止みそうになくて、
ため息だけが雨音に消えて行った。


(なまえ)
あなた
最悪だー…
傘を差した人が通り過ぎていく。

その中に一つ、雨の中だと言うのに
サンダルを履いた足がこちらに向いて歩いてくる。
エース
ん?何してんだお前
(なまえ)
あなた
エースこそ、
この雨の中サンダルで…
何してるの?
声をかけて来たのは、お隣に住むエースだった。
私とは同じ学校に通っていて
サボくんと弟のルフィくんと一緒に住んでいる。
エース
何って…
飯買いに
握られているのはスーパーの買い物袋。
お弁当が一つ入っていた。
(なまえ)
あなた
あれ?サボくんとルフィくんは?
エース
サボは塾で遅くなるって
ルフィは友達んちに泊まり行ってる
(なまえ)
あなた
あぁ、そう…
エース
で?あなたは何してんだよ
(なまえ)
あなた
私も食材買いに来てたんだけど、
出た途端雨降ってきてて
絶望してたところ
エース
ぶっ!
雨ぐらいで大袈裟だな
(なまえ)
あなた
洗濯物干してたのに…
エース
あー…そりゃあ
最悪だな。とエース。
(なまえ)
あなた
仕方ない…タクシー呼ぶか
雨を耐えるか…
2択しかない。と呟くとまたエースが笑う
エース
っはは!
耐えるって…なんだよそれ
逞しすぎるだろ…っははは!

タクシー呼ぶなんて金もったいねェだろ
傘入れてやるから一緒に帰ろうぜ
"一緒に"と言われたのに少しだけドキッとした。

私はそれに気づかないふりをして
エースの隣に走っていく
(なまえ)
あなた
やった!
傘はエースが持っててよね!
エース
調子いい奴だな…
肩が少しぶつかりそうな距離。

エースって身長高いよなーなんて思いながら
チラッとエースを見ると、肩が濡れていて、
私が濡れないようにしてくれてるんだなと気づいた。
(なまえ)
あなた
エース、もっと傘に入りなよ!
エース
いや、大丈夫だ!
お前、濡れたら風邪引くだろ
(なまえ)
あなた
それはエースも同じでしょ!?
『もっとそっちに傘傾けて!』

『いや、だから大丈夫だって!』

『大丈夫じゃない!』

『俺は風邪引かねェから』


傘の譲り合いは並行線を辿っていた。
痺れを切らしたエースが、
分かったよ。と声を上げる。

エース
じゃあよ、
お前が濡れないように
傘入れてってやるから
(なまえ)
あなた
…うん?
エース
飯…作ってくれ

おれ、これだけじゃ足りねェから
いつもハキハキ喋るくせに、
尻すぼみになっていく喋り方のエースは
何処かぎこちなくて、私まで緊張が伝わってきた。


思わず私も傘の外に目線を外した。
(なまえ)
あなた
い、いいけど…
エース
いいのか!?
やったぜ!という彼の横顔は
少しだけ幼く見えて、思わず釣られて笑ってしまう。
(なまえ)
あなた
何が食べたいの?
エース
なんでもいい!
(なまえ)
あなた
んー…じゃあ鍋にしよ!
エース
いいなそれ!
『おれんちに白菜あったかなー…』

『うちにあるよ!』

『じゃあ俺は肉持っていく!』


そんな風に会話をしながら家に帰る帰り道。
肌寒いのに、胸はどこかあったかくて。




雨もたまには悪くないな…なんて。
この日をきっかけに、エースが定期的に
ご飯を食べに来るようになって……

私がエースが好きなんだと自覚し始めた頃、
ある日、ケーキ片手にやってきたエースに
告白されるのはまだ少しだけ先の話。





\\コンコン//

エース『あのよ、今いいか?』

あなた『エース?どうしたの?
今日はオムライスなら作れるけど…』

エース『そりゃうまそ…い、いや違くて
お前に言いたい事があって』

あなた『…?』

エース『おれ、お前が好きだ』





遅くなりすいません💦

甘めにしたんですけど、
ちょっと甘酸っぱくなってしまった…かも


少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


☞ナナ氏

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