第2話

1話
148
2026/04/01 05:35 更新
それは日常の終わりで、新たな幸せの始まりだった



両親が亡くなった。

飲酒運転で暴走していた車に巻き込まれたらしい。

僕は不幸中の幸いとでも言うべきか、おばあちゃんの家に泊まりに来ていたので事故には巻き込まれなかった。
モブ共
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モブ共
ウチはもう無理よ!!!
モブ共
子供が3人も居るのよ!?
モブ共
子供が居ないアンタらが引き取ればいいじゃない!!!
モブ共
子供を育てたことがないのに育てられるのは刀也くんだって不安だろ!?
モブ共
子育て経験のあるお前が引き取ればいいじゃないか!!
葬式が全て終わって早々に誰が僕を引き取るかの言い争いが始まった。

こんな言い争い、せめて本人が居ない所でやればいいのに。

それに、この人達に引き取られるぐらいなら施設に行った方がマシだろう。

傍から育てる気がない、こんな大人たちより。
剣持
はぁ……………
溜息ですら、気付かれない。

それなら僕が「施設でいい」と言っても聞かれないだろう。

どうするべきか。

いっその事、泣き叫んで暴れ回ってやろうか。

そうしたらヤバい奴だと思われて施設に入れるだろうし。

その時だった。
甲斐田
こんにちは、刀也くん
甲斐田
良かったら、‪‪‪︎︎゙僕たち‪‪‪︎︎゙の家に来ない?
銀色の髪の毛に、空の色の瞳をした優しそうな男の人が話しかけて来た。
剣持
………………こんにちは、そして初めまして、理由を聞いてもいいですか?
理由を聞かれると思っていなかったのか、それとも僕が反応したことに驚いたのか、とてもびっくりした顔をしていた。
甲斐田
理由は………そうだね
甲斐田
君を引き取りたいって、思ったから
甲斐田
じゃ、ダメかな?
剣持
……………………会ったことないのに?
甲斐田
そうだね、僕と君も会ったことはない
甲斐田
けど、あんな大人たちよりは信じられません?
剣持
それは………そうですけど
断る理由は、ない。

いくらあの言い争っている親族より施設の方がマシだと言っても、施設にも当たり外れはある。

ならば、この目の前の人を信じるしかない。
甲斐田
ダメ…………かな?
剣持
……………………いいですよ
甲斐田
もちろん、君が……………え
剣持
だから、いいですよ
剣持
貴方のところに着いて行きます
甲斐田
…………………………!
甲斐田
よろしくね、刀也くん
そうやってこの晴れのような笑顔をした人はとても喜んでいた。







不破
お、甲斐田ぁ
不破
説得できたん?
甲斐田
もちろんすよぉアニキ!
そうやって次に現れたのはこの人とはまた違う銀色の髪と紫とピンク色のメッシュを入れてぴょこぴょこ跳ねた髪と人を魅了してしまうようなアメジストの瞳を持った関西弁の男の人。
不破
ほな帰ろかぁ
不破
社長も待っとるやろうし
不破
甲斐田、運転な
甲斐田
えぇ……………
甲斐田
まぁいいですけど……………
この甲斐田という名の男、不憫なのかもしれない。












加賀美
あぁ甲斐田さん、待ってましたよ
加賀美
さて帰りましょうか
最後だろうか、そうやって次に現れたのは栗色の髪に猫みたいな目をした琥珀色の目をした背が1番高そうな男の人。
甲斐田
社長〜、帰りって…………………
加賀美
勿論、甲斐田さんが運転ですよ?
甲斐田
ですよね!!!!!!!
まぁいいですけど…………とそうやって呟きながら、運転席に座る甲斐田。(呼び捨てなのは何と呼べばいいのか分からないから。)

その次に助手席に座る社長と呼ばれていた男の人。

最後に僕と一緒に後ろの席に座る関西弁の人。
剣持
あの
加賀美
はい、何かありましたか?
剣持
違います、関西弁の人
不破
俺っすか?
剣持
膝の上に座らせないでください、媚びですこれは
不破
にゃは、すません
媚びは許さない絶対に
剣持
それと皆さんなんていうんですか?
加賀美
貴方たち名乗らずにここへ連れて来たんですか……?
不破
甲斐田
加賀美
まぁいいです、私は加賀美隼人と申します
不破
あなたの不破湊こと不破湊っす
甲斐田
僕は……
剣持
知ってます、甲斐田さん
甲斐田
え、なんで知ってるの!?
剣持
不破……さんに呼ばれてたからです
甲斐田
そっかぁ
甲斐田
でも堅苦しいのは嫌かなぁ
剣持
分かりました、じゃあ甲斐田くんで
不破
俺も堅苦しいの嫌なんで、もっと気軽に呼んでください
剣持
じゃあ不破くんで
不破
ふわっちって呼んでもいいんすよ?
剣持
遠慮しときます
不破
にゃは、ダメやったか
加賀美
私は……………そうですね、なんでも大丈夫ですよ
剣持
じゃあ加賀美さん
加賀美
はい、大丈夫です
加賀美
これからよろしくお願いしますね、剣持さん

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