ー羽衣sideー
視界を、車道辺りに漂わせていた。
その視界に映りこんだのは
倒れている小さな影
恐らく、転んだ子供……
周りの人が、
子供がなんとかって言ってる
なんで、周りの人は助けないんでしょうか
あんなに小さな命が、目の前で奪われても
怖かった、足が動かなかったなんて言って
傍観者ヅラするんでしょう?
そこに、大きな塊が近づいていく
車……
気がついたら、もう体は動いていて
車道に飛び出す
殆ど無いような力で子供を抱きかかえ、
急いで歩道へと走る
瞬間、私の足を何かが引っ張る
子供が、地面に着地した
子供が、顔を引き攣らせてこちらを向く
私の片足は、潰れていた
辺りに、悲鳴が響き渡る














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。