銀八side
キーンコーンカーンコーンと授業終了の合図。
「ありがとうございましたー」という挨拶と同時に俺は保健室に向かう。
何でかって?そりゃあ、あなたに会うために決まってんだろ。
それに白衣があるか確認もしてぇし。
デスクに突っ伏して寝ているあなたを見て俺はため息をつく。
あなたの寝顔を見ていると、肩に掛けてある白衣に目を向ける。
あなたは確かに白衣を着ている。じゃあ肩に掛けてある白衣は?もう答えは出ている。
けど、考えたら…っつーか、もうニヤニヤ止まんねぇんだけど、色々と爆発する。
ズボンのポケットからケータイを取り出して、コイツの寝顔を一枚撮る。
盗撮だとか思っても許してくれ。不可抗力だわ。
女だって彼氏の寝顔撮ったりすんだろ。それと同じっつー事で。
俺はそう呟きながらあなたの頭を優しく撫でた。
その後は特に授業も入ってねーからベッド借りて寝た。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。