恐怖のあまり、声が震える。
「今のれるは危険だ」そう、感じた。
まったく表情を変えないれる。
でも、きっと全く信じてないだろうな。
多分何を言っても無駄なのに必死に伝えようとする僕…、なのに言葉が出てこない。
ギュゥ、、、
さらに腕を掴む手が強くなった。
その言葉にゾクッと何かを感じる。
グッ
強い力で腕を掴まれたまま引っ張られ、そのまま歩き出す。
まるで誘拐犯が使うような言葉……。今はれるの発する言葉全てが怖く、そして妬ましく思う。
そこからは記憶がない_______。
でも、これから何が起きるのかくらいはわかるよ。
ね。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!