ギロンが深呼吸をする、己の精神を整え相手の挑発から頭を冷やすためだ
ギロンが短く息を吐き出し地面を蹴った
周りの土が舞い上がり残像を残しながらモードレッドへ向かっていく
モードレッドは自分の愛剣でギロンの一撃を受け止める
ギロンはそれを驚いた顔で見るがそれも一瞬だけだ
ギロンの目の色が変わり素早く2度目の斬撃を加える
ギリギリのところでモードレッドはその一撃を避けた
しかし、少し髪の毛が切れてしまった
モードレッドの脳裏には戦場で勇敢に剣を振る自分の母の姿がよぎった
ギロンはフッ、と笑うと言った
モードレッドはギロンに剣を向け睨みつける
ギロンはモードレッドに向かって刀を叩きつける
モードレッドはそれをガードし跳ね返そうとするが相手の力があまりにも強すぎる
しかしモードレッドも負けてはいない体に力を入れググッと押し返し始める
モードレッドがギロンを押し返しギロンは少し吹っ飛ぶ
一瞬何が起こったか分からない様子でギロンはモードレッドを見つめた
理由を考える暇もなくギロンが刀を振り下ろしてくる
しかし、やはり知っている
ヒュッという音の後
赤いものが見えた
時間が経つと共に鋭い痛みがモードレッドを襲った
最早声すら出ないほどの激痛に悶え地面を這いつくばっている
モードレッドの首にギロンは刀を向けた







![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!