ばーいばい。
もう会えないね。
ある被災日の事
その日は大きな地震が発生した
一部の地域は家も道路でさえも潰れてしまった模様
彼女は瓦礫の中で絶命したんや
手を握ったのもこれが初めてやった。
俺がヘタレや無ければ。
世界は理不尽や。そんな事ぐらい知っとる。
ゴゴゴ…!!!!
また地震が発生した。
目の前はもう土石流が流れており
自分の命も長くないことが分かる。
〜…
いつもの天井。
あの災害が神の悪戯やのに…
夢の中でさえ意地悪してくるんか…
ベッドの横に置いてる俺とあなたのツーショット
こんなに大切なのに手放してもうた…
…俺生きとってええんやろか…
鍵は閉めた筈やのに…
確かに名刺だ。
だが、一部分文字化け…?
の様になっていて読めない部位がある。
”お迎え“が来とるから。
思いっきり背中押されてちょっと走り出して
玄関を飛び出した
(良くある動作なんだけどわかった?)
…立派と言えば立派だが、
木造で煤汚れて少々頼りなくも見えるけど
昔ながらの貫禄がある
大正っぽい蒸気機関車が家の前に佇んでいた。
焦り過ぎて持ってきた写真立て
バスで言うSuicaタッチするみたいな事だろうけど…
壁に大きな1mぐらいの綺麗な目玉がくっついていた
「仕方有りません。初見さんですので。」
ゾムが見せた。
「どうぞ、素敵な旅を。」
そう言うと
目玉は瞬き?の様な動作をし
跡形もなく消えてしまった。
〜…
電車の揺れは俺の緊張を少しずつ溶かしてくれた。
あくびも出てくるほどの余裕をも俺に寄越した。
けれど、景色はなく窓ガラスがどす黒く澱んで居て
たまにちょっと光の小さな粒が砂金の様に見える
生き返らせるっちゅう訳やろ?
あの写真から時代情報とか分析して
目的地にこの汽車で辿り着くんよ
少々喧しいノイズ混じりに放送が始まった。
ズズッ…ズザッ、まもなく、
山陰街道町
山陰街道町でございます
お出口は左側です。ズザッ…
あなたが消えた場所や…
ちょっと田舎で、
田んぼも川もあって、
瓦屋根の家が立ち並んでて…
もっと触れたかった。
数えきれへんわ…。
一つ目の記憶〜…
…っ、💦
誰や…あの子…
あんな美人な子見たこと有らへん…
…せやけど…学校…
目があってすぐ
綺麗な手つきで手を振ってくれた
その時名前を聞いた。
(あっちから聞いてくれたのは内緒やけど、、、)
学校は遅刻した
だってあなたも学校の場所引っ越してきて
知らんかったらしいから。
二つ目の記憶〜…
『また会ったね』
背中から声がする。
学校は違えど時々一緒に話したんや
この日初めて月曜日に感謝した
三つ目
…っ…。
彼女は雨の中いつのも場所で立ち尽くして居た。
ローファーの足を踏み出した。
流石に傘に入って貰ったわ
風邪ひかれたら心配で死んで舞いそうやし。
(Bon dance!?!?)
それに会話も楽しかった。
彼女は折りたたみ傘持たない派らしい
また雨降らんかなぁ
〜…
なんでこんな大切やったのに…。
頬から雫が流れ下り、
地面に落ちた。
すると次第にそれが広がり
光の道が出来たのだ
おかげで彼女の死を引き起こしたきっかけが見えたわ!
道中にて〜…
…ほんまに。
他もそうやけど俺もそうや。
きっとあなたが消えなければ
ずっとあのままやったんやろうなって
思う俺も嫌だし
思えない俺も嫌やわ…
到着点〜…
ちょっとぼろっちぃお寺だよ
めっちゃ山の中にあるから誰も手入れしてない。
あの堕神のせいとはな…
風が強く吹き始めた。
彼女の口から聞いたんだ。
〜…
珍しいな人間が来るなんて。
あの時みたいにもっと近づきたい
なんなら手に触れるだけでも良い
お金無駄にならないと良いな…
本当に…愚かな奴等だ。
〜…
簡単に言えば逆恨みだ。
私は数(万)年前
…しかしながら、
あの頃の私は純粋だったのだろう。
”誰かの役に立ちたい“
そう強く思っていたのだろう。
だから私は近くで争いが起こる毎に、
私の元へ来た陣営を中心に勝利へ導いた。
まぁ、双方が来た時は
嵐などを起こしてうやむやにしていたが。
その他にも、闘病している人間を勝利させたり
今で言うスランプやイップスになった人間を
勝利へ導くこともした。
など色々やっては居たが…
私はそれにうんざりだった
3000超えたら切る事にしたんだ、
じゃ、またね。








![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)



編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。