ミラが端末を操作し始める。
壁に埋め込まれた画面、そして私達のDMに
トーナメント表が送られてきた。

2人を残し、観客席に移動する。
勝負は一瞬で決まった。
やはり、ゲームをやり込んでいるロボさんが勝利を収めた。
今回は負けを決めるstageなので、負けた方が経験値が多く貰えるらしい。
真琴は負けたにも関わらず、笑っている。
どうも嫌な予感がするけど…
五枚の紙を裏返して机に置く。
確か、ステージは…『火山』『草原』『海』
『雲の上』『深淵』の五つ。
ステージの環境で属性が有利になることが
ある。
だから、かなりステージは重要だ。
冬稀が紙の一枚を取る。
残念そうにする忍ちゃん。
おそらく、他の属性で構成してるみたい。
ミラが手を叩くと真っ黒の部屋が雲の上の
景色へと変わった。
2人のモンスターが一斉に出てくる。
指示を出して、ぶつかり合うモンスター。
冬稀は攻撃に神経を注いでいる。
逆に忍ちゃんは防御型だ。モンスターが囲んで全く本人の姿が見えない。
プレイヤーを倒したらゲームは終了。
だから、モンスターは全て倒しても倒さなくてもどちらでもいいのだ。
そう言って、忍ちゃん周辺のモンスターを
全て倒した冬稀。
そして、忍ちゃんの姿が見えた。
死神のような装備アイテムを付けているのが
見えた。
忍ちゃんの腕の中には少し大きい卵みたいな
のがある。
そう言うと、忍ちゃんは武器アイテムの鎌で自分を攻撃してHPを0まで無くした。
しかし、勝ち負けは決まった。
忍ちゃんの経験値が上がっていく。
そして、ミラが口を開いた。



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。