蓮華Side
転校してから一週間,修学旅行の日になった。
私──黒子蓮華が隣の席の幼馴染みの征──赤司征十郎と話していると,征の横に座った,幼馴染み兼親友のさつき──桃井さつきとその横に補助席を出し座っていた,弟──黒子テツヤが会話に混ざって来たのでそのまま4人で話す事にした。
と,さつきと同じテンションで同意するとすかさず,左右から同時ツッコミが飛んで来た。
私は,征十郎とさつき。そして,実の弟のテツヤからのかけられ言葉のせいで更に,テンションが下がった。
と,からかい半分でテツヤの意見に同意すると・・・・・・
征十郎がものすごく驚いた様子で私の方を見た。
少しだけ,威圧感を含めて征十郎を睨み付けると,一瞬で手のひらを返し,文句を言うのを辞め少し心配そうに私を見た。
そう言いながら征十郎を揶揄うと,頬を赤らめた状態のまま,呆れていた。
征十郎は,そう言いながら赤らめた顔をこれ以上,見せないとでもいうかのように,私から視線を逸らした。が,そんな征十郎のことを更にからかいたくなった私は,少しだけ頬を緩め,征十郎の顔が覗き込めるような体制に座席の上で変更し,言葉を紡いだ。
そんな会話をしている私と征十郎に対して,テツヤとさつきから同時に同じ言葉でツッコまれた。
と,征十郎とほぼ同時にテツヤとさつきに迷惑にならい声量で反論した。
そんな私達を,乗せてバスは今も尚,目的地へと向けてどうろを走っている。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!