みんなで遊び終わって合流した
みんなが口々に言う
あの、写真が皆には色々衝撃的だったらしい
夕食を食べて、もう明日には東京に戻らなくてはならない
色々あったけど、楽しかったなあ
そう考えながら眠りについた
あさイチの飛行機に乗って、東京に戻った
残す撮影は、学校のシーンのみだ
まあ、大半がそこなんだけど
一旦みんなとはお別れだ
わちゃわちゃ話して、
またね、と言いあって
自宅に戻ろうとしたその時、肩をつかまれて振り返るとそこには
なんだかんだ、見守ってくれてた風磨がいた
くだらない話を小声でしていたらいつの間にか家に着いていた
おやつタイムにしようという話になって、机に向かいあって座った
分かっているくせに、言わせようとして来るのがこの男
言わないけどねー
自嘲気味に笑う風磨
困惑に困惑が重なって、思考が働かなかった
さらっと言われた二文字の言葉、耳から入って全身を巡って
やっと理解した
言葉が出てこない
風磨はこちらを見つめて、一言も発さない
きっと、私の思考がまとまるのを待ってくれている
こんなに、優しい風磨
私が大切な人に裏切られたとき、誰よりも近くにいてくれた人
風磨を私の中の一番に…
想像は容易くできる
でも、多分それは別の世界線のお話
私は…私は…

またまたランクイン!ありがとうございます!
皆様のおかげです!これからもよろしくお願いします!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!