その後…
世一くんは…本当に私と関わらなくなった…
あの笑顔も…もう…遠くで見ることしかできなかった…
悲しくて…どこか…寂しい…
あぁ…これが…私がやったことなんだ…
そう思っていれば…心が痛く…自分が憎い…
《高校生》
高校生になって…私は…すごく寂しかった…
あの時の…私が…世一くんに言った言葉が…
でも…高校では離れると思い…少し気が楽だった…
でも…
離れれると…思っていたのに…
もう…楽に…なれると思っていたのに…
どうして…同じ高校に居るの…?
世一くんが悪くもないのに…そう…思ってしまった…
帰りでも…頭から忘れられない…
ズキズキした気持ちと…少しホッとした気持ち…
その時だった…
大きく…私の名前を呼んだ…世一くんが居た…
真剣な眼差しをしながら…私に言った…
その話に…真剣に聞いていた…
その時だった…
絶望と…悲しみが生まれた…
私は…逃げてしまった…
あの人の顔を思い出すだけで…消えかけていた悲しみが…ノイズとしてまた増えていく…
あぁ…あぁッ…
またッ…虐められるッ…
ドンッ
やっぱり…私は駄目なんだ…
世一くんから…私を忘れさせたくない…
どうしても…この…
悪いことを考えている笑い方が…
私を恐怖へと追い詰める…
頭の中は…恐怖で…何も浮かばなかった…
世一くんは…彼女がいない…
それは…世一くんにとっても…苦しいに決まってる…
そう…
アイツが言ったのは…
嘘だって…わかってる…
でも…
怖くて…恐怖で…何も…言えなかった…
あぁ…もう…終わりだ…
私の人生も…今も…
最後に…謝りたかった…な…
拳が飛んでこようとした…その瞬間だった…
それは…世一くんでは…なかった…
綺麗で…かっこいい人だった…
その人は…すごかった…
あの人達は…どこかへ行った…
初耳だった…
世一くんの自己紹介を聞いてほとんどの人の名前忘れていた…
何やってるんだろう…私…
突然…浜野さんが笑った…
確かに…浜野さんが美人なのは当たり前だ…
肌も…輪郭も…全てが整っている…
恥ずかしい…そう言う気持ちはなかった…
とにかく…笑顔になる気持ちがあった…
初めてだ…
友達になろうなんて…言われたのは…
でも…私は…怖かった…
本当に…友達になってもいいのか…
私は…作り笑顔をした…
案外…この笑顔が辛かった…
でも…巻き込みたくない…
どうして…何で…
そんなことで…頭がいっぱいだった…
私は…涙を流した…
心に…とても響く言葉で…とても嬉しかった…
世一くんとは…もう…友達と言う関係は壊れている…
だから…私は友達がいなかった…
でも…泣き止む気配は…一切なかった…
ギュッ
その時…浜野さんが抱きついた…
あぁ…あぁッ…
これが…友達なんだ…
嬉しいなッ…
その時は…ずっと…涙を流した…















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!