佐野side
……、?
…あれ、ここ、どこだ、?
……あ、家か…、?
「誠也く、」
「佐野、」
「…?どうしたん、?」
「俺のこと、ちゃんと好き?」
「…え?」
俺は言っていいのか分からない言葉を呑み込んで、答えられずにいる、
「…何でもない、忘れて、」
誠也くんは上着を羽織って、どこかに出かけようとする
「…?ど、どこいくん、?もう深夜やよ?」
「……外の空気吸いに行くだけ、」
「じゃ、じゃあ危ないし俺もーー」
「ついてくんな、」
「え、」
「……なんでもない、
急に優しくされてもこまるねん、」
誠也くんはそれだけ言うと家を出て行った、
俺には理解ができなかった、
「急に」優しく、ってどーゆー事、?
そんな事を考えていると激しい頭痛に襲われる、
「っぅ、っはぁ、っはぁっ、っ…」
頭の中全体にノイズが走る、
「もう俺らはーーーー!」
「っ…るさいっ、!!お前なんーーーーー」
「嫌いじゃなーーーー」
「ーまーれ!!話しーーてーくんーーーー」
「大嫌いやわ、お前なんて!」
……っいや、や、何やねんこれっ…!!
「はぁ、っ……はぁっ、…はぁ、っ……」
……ゆ、め、?
……?
「な、んで、…写真、見てへんのに、…?」
誠也くんとの辛い過去は思い出したくないのに、
そう俺は頭の中で呟く、
「……さのー、起きて、」
遠くから誠也くんの声がする、
優しい暖かい声、
俺の見ていた冷たい夢とは違う、
「さの?まだ寝てるん?」
誠也くんが部屋をひょこっと覗く、
「なんや!起きてるや、」
誠也くんは言葉を言い終わる前に顔を青ざめる、
「……っお前、顔どしたん、?
白すぎひん、?」
「………ぁ…せいや、くん」
誠也くんの顔を見て安心した俺は身体中の力が抜ける、
「…ぅ、」
「佐野、っ?!」
誠也くんが俺にそう叫んだのを最後に俺は意識がぷつり、と途切れた、
晶哉くん結構身体弱い系です、、(ただの癖です)
スポットライトありがとうございます❕🥹🫶🏻💚













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。