第74話

Blue65 繋いだ手から
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2025/12/04 14:26 更新



「「「 乾杯ーーー!!! 」」」








今日はひさしぶりの同期会




仕事のことだったり、

プライベートだったり、



色々な話を聞いて刺激になるし






部署や職種、年齢は違えど、


“ 同期 ” って心強い存在だな…なんて再認識







同期男子
なぁ、あなたの名字
お前結構頑張ってんだな
あなた
ん?何が?
同期男子
あなたの名字の両親
事故で亡くなってるんだろ?
同期女子
ちょっと!
アンタそれ誰から聞いたのよ?
あなた
あれ、知らなかったっけ?
同期男子
しかも成人前にだろ?
あなたの名字マジで可哀想なんだけど!
一之瀬俊太
おい、!
同期女子
超無神経なんだけど…
それ以上言ったら怒るわよ!
あなた
可愛いお顔で怒らないの、笑
えっと…も少しお酒飲む?
同期男子
飲む飲む!
今夜は悲しいこと忘れて呑むぞ!
同期女子
アンタが言うな!
もぉ、、あなたは優しすぎるのよ
一之瀬俊太
ったく、お前なぁ
あなた
あは、かんぱーい!















同期女子
あー楽しかった!
じゃあまた集まろうね〜
あなた
うん、またね
同期男子
お疲れ!!
一之瀬襲うなよ〜
一之瀬俊太
馬鹿、酔いすぎだよお前!笑
じゃあな〜
あなた
、、あれ?一之瀬くん
こっち方向だっけ?
一之瀬俊太
あ…いや、、
もう少しあなたの名字と話したくて
あなた
そうなんだ、、?
一之瀬俊太
あのさ、、さっき
アイツが言ってたの気にすんなよ
あなた
ぁ…それ気にしてくれてたの?
別に大丈夫だよ、笑
一之瀬俊太
本当にあなたの名字は…
その、、頑張ってると思うし!
あなた
ありがと…でも、
みんなと変わんないって
一之瀬俊太
辛さも大変さも…
俺らと同じじゃないだろ、、
あなた
そう…かなぁ
一之瀬俊太
…それと、、あのさ
あなた
ん?
一之瀬俊太
その…首のそれって、
かっ、、彼氏とか?
あなた
…ぇ、、あ ///
一之瀬俊太
〜〜っ //
ごめん!帰るわ!じゃっ
あなた
ぁっ、うん…またね!






「 首の それ 」




彼の言葉を理解した瞬間に首元が熱く灯る








紅い それ は、

日に日に薄くなっていて




きっと気付かれないだろうなんて油断してた





あなた
うわ……恥ずかし、、//





prrr.....



あなた
…っ //
翔太
『 、、あなた? 』





ポケットの携帯が震えたと気が付けば




画面に映し出される名前に


心臓が 強く、跳ね上がる







あなた
はい…あなたです、、
翔太
『 ふはっ、何緊張してんの、笑 』
あなた
だって…
翔太さんのせいだからね
翔太
『 えー?、何なの急に 笑 
 …あぁ、、キスマばれた? 』
あなた
…そんなところです ///







耳元に聞こえる翔太さんの声が



悪戯に、甘ったるく、耳へ流れてくる








翔太
『 そのおかげで
 持ち帰りされずに済んだろ? 』
あなた
持ち帰りなんて…されないよ
翔太
ふぅん…じゃあ、
俺が持ち帰るけど…いい?
あなた
、、ぇ





耳元で聞こえる声が



目の前から届くそれに重なる







あなた
翔太さん、!
翔太
、よっ
あなた
迎えにきてくれたの?
翔太
ん…
あなた
そっか、、ありがと
翔太
、、やっぱ良いな
あなた
…ぇ、、ぁ




迎えに来てくれた翔太さんに駆け寄れば



白く綺麗な手が

私の首元を優しく撫でる








翔太
ワンピースも…ソレも、
翔太
何か、、全部…
俺のモノって感じる
あなた
、、





手から伝わってくる体温に



翔太さんの優しい視線に






胸が高鳴って 


好きという言葉が溢れそうになる









翔太
水色、似合ってんじゃん
あなた
ふへ…ありがと
翔太
ふへって、変な笑い方 笑
あなた
うん、笑
なんか嬉しくなっちゃって
あなた
これお母さんのワンピースなんだ
ずっと着てみたくって、
翔太
ん、マジで似合ってる
可愛いと思う
あなた
…んは、
翔太
照れ隠し?
あなた
、、うん、照れ隠し
翔太
んははっ、かーわい







翔太さんの言葉に


笑顔に、救われる







同じ気持ちだったら、、



なんて夢のようなことを考えてしまう程に





私は彼を 好きなんだと思い知らさせる









翔太
…あなた? 帰るぞ
あなた
うん、
翔太
な…寒いから、手繋ぐ?
あなた
、、うん //









神さま どうか





このまま繋いだ手から






私の気持ちが伝わってしまいませんように









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