第30話

30話
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2026/07/18 14:56 更新





ある日、2人は○○の家で映画を見ていた

ソファ。

隣同士

肩が少し触れる距離



映画の内容は全然入ってこない
理由は簡単。


隣のミンジョンが明らかにソワソワしている

○○
どうしたの?


ミンジョン
いや、その、
ミンジョン
…笑わない?


○○
笑わない


ミンジョン
本当に?


○○
うん


ミンジョンは深呼吸する

ミンジョン
私、彼女に頭撫でてもらいたい。
 


○○は笑う

○○
そんなこと?笑


ミンジョン
そんなことって言わないで
ミンジョン
私、人生初


○○
撫でられたことないの?


ミンジョン
好きな人にない


○○
じゃあ
○○
おいで


ミンジョン
え。


○○
こっち


ミンジョンはゆっくり近づく

○○は優しくミンジョンの髪を撫でる



さらさら

何度も優しく


ミンジョンは動かない



○○
ミンジョン?


ミンジョン
終わり?


○○
え?


ミンジョン
もう終わり?


○○
まだやる?


ミンジョン
できれば


○○
甘えん坊


ミンジョン
彼女限定


○○は笑う


そしてまた撫でる









映画は終わっている

音楽も消えている

静かな時間


ミンジョンはソファの隣で座っていた

最近は前より自然に甘えられるようになった

手を繋ぐ

ハグをする

肩にもたれる

頭も撫でてもらう




でも、一つだけ

まだできていないことがあった

ミンジョン
○○


○○
ん?


ミンジョン
わたし今、すごい緊張してる


ミンジョンは深呼吸する

ミンジョン
私さ前に言ったじゃん
ミンジョン
勢いじゃなくて
ミンジョン
遊びでもなくて
ミンジョン
嫉妬でもなくて
ミンジョン
好きだからするキス


○○は頷く

○○
覚えてる


ミンジョンは少し俯く

ミンジョン
たぶん
ミンジョン
いま
ミンジョン
そのタイミングかもしれない


○○は少し考えて

○○
ねぇ


ミンジョン
ん?


○○
恋人の練習。
○○
最終回にする?


ミンジョン
え。
ミンジョン
いいの?


○○
うん


ミンジョン
ほんとうに?


○○はミンジョンに近づく

○○
ミンジョン


ミンジョン
うん


○○
緊張しなくていいよ
○○
私も、
○○
したい


その言葉だけでミンジョンの顔が真っ赤になる

ミンジョン
…好き


○○
私も


ミンジョン
大好き
ミンジョン
世界で一番好き


○○
私も


ミンジョン
私も、何?


絶対分かってるのにこういう時だけ意地悪してくる

そんなところにも惹かれしまう私…

○○
私も、好き、


ミンジョン
好きだけ?


○○
大好き…


ミンジョンはご満悦だった

ミンジョン
もうちょっと近づいてもいい?


○○
いいよ


距離が近くなる

呼吸が聞こえるくらい

ミンジョン
心臓うるさい


○○
聞こえるの?


ミンジョン
うん


○○
聞かないで


ミンジョン
可愛い笑


そしてそっと○○の頬に手を添える
まるで割れ物を扱うように優しくて慎重

少しだけ躊躇う



目が合う
○○は小さく頷く

ミンジョンは安心したように笑う

2人はゆっくり距離を縮める






ほんの一瞬。
触れるだけのキス
優しいキス

長くない

でも、
今までのどんな言葉よりも
どんなハグよりも
『好き』が伝わるキスだった




離れる

目が合う






○○
ミンジョン


ミンジョン
ん?


○○
さっきから私のこと見過ぎじゃない?


ミンジョン
見てる


○○
だよね


ミンジョン
ねぇ1個だけお願いある


○○
ん、なに?


ミンジョン
もう1回


○○
え?


ミンジョン
さっき緊張しすぎて半分記憶ない
ミンジョン
記憶に残したい
ミンジョン
ちゃんと


○○は考える

そして

○○
じゃあ、ひとつ条件


ミンジョン
なんでも


○○
私だけ見てて


ミンジョンは目を見開く

そして微笑む

ミンジョン
わたし○○しか見えてない


○○
よそ見だめだよ


ミンジョン
するわけない


ミンジョンは○○の頬を撫で、もう一度キスをする







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