小説更新時間: 2026/02/25 10:37
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4種の混血を持ってる子は無駄野達の同期でした

- ファンタジー
- 夢小説
- 一番暗くて冷たい場所
鬼、桃、狼、吸血鬼。四つの異能を一つの身体に宿した少女「〇〇」は、白銀の髪と紅蓮の瞳を持つ。桃機関はその稀有な力を組織に取り込むべく、長年彼女を捜索していた。しかし〇〇は、自らの内に潜む強大すぎる力が暴走し、大切な仲間を傷つけることを何よりも恐れていた。その恐怖から逃れるように、彼女は自ら志願して鬼機関の地下牢へと引き籠もる。首には能力を抑制するための首飾りが常に巻かれ、それは彼女の自由と力を縛る象徴となっていた。孤独な日々を送る彼女を外へと連れ出したのは、同期である無人、京夜、真澄、そして彼女を慕う後輩の馨だった。ある日、〇〇は無人が率いる生徒たちの「校外学習」に同行することになる。久々に触れる外の空気や、無人の生徒たちの屈託のない笑顔は、彼女の凍てついた心を少しずつ溶かしていった。しかし、平穏な時間は突如として破られる。彼女を執拗に追い続けていた桃機関の一団が、偶然にもその姿を捉えたのだ。桃機関は奇襲を仕掛けるのではなく、あくまで慇懃な態度で〇〇を勧誘する。「君の力は、我らと共にこそ輝く」という言葉。その刺激に呼応し、〇〇の内で四つの血が激しくぶつかり合い、暴走の予兆が彼女を襲う。だが、彼女は逃げなかった。隣で武器を構える無人、京夜、真澄、馨、そして怯えながらも自分を信じる生徒たちの存在が、彼女に強靭な自制心を与えた。〇〇は首飾りの軋みに耐えながら、暴走しかけた力を鋼の意思でねじ伏せ、仲間と協力して戦うことを決意する。〇〇は狼の速さと吸血鬼の魔力、そして鬼と桃の圧倒的な力を完璧に調和させ、無人たちと鮮やかな連携を見せた。生徒たちを守りながら、襲い来る桃機関の包囲網を次々と無力化していく。その戦いぶりは、破壊の獣ではなく、仲間を守る守護者そのものだった。また来ると言って去っていく桃機関を前に、〇〇は静かに拳を収める。だが、その瞳に宿っていたのは勝利の昂ぶりではない。「桃も、鬼も、本当は仲良くすればいいのに」。争いの連鎖を悲しむ彼女の心根には、種族を超えた共存を願う純粋な想いが溢れていた。これは彼女がまた笑顔になって明るい未来を過ごしていく物語。
チャプター
全3話
2,769文字
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