するとロアがカッターを取り出した。
ザシュッ
シュー
は??何してんの?とりあえず保健室?
え?何したらいいの?応急処置しないと
そう言ってロアがカッターを落として校舎の方へ走っていく?いや逃げていく??
……?
は?な何してんの?
そう思ってパニックになった私がゆっくり
教室に戻ると
思わず口に出た
ロアがクラスのみんなに囲まれて
なにか話してる
何を言っているの?よく、分からない何が
起こっているの
カッターキャー?なに?コイツ。
夢小説の見すぎ??
リアルにされると思わなかった
何も考えられない頭が痛い。グチャグチャだ。
ダメだ。頭が真っ暗だ。
そこから、どうなったんだっけ。
先生呼ばれて、親も呼ばれたっけ、
ロアとロアの両親に頭下げて。
ママにも失望させて。
皆、クラスだけじゃない。
みんな。みーーーーーーーーんな。
私から離れた。
スンミニも。チャ二も。 ヒョンジナも。
学校にもあまり行かなくなって。
私は悪者なんだ。ロアを虐めた。
どーしよ行きたかった大学、行けるかな?
みんなと行く約束したのに。
みんな?どうして?どうでもいいじゃん
こんな悪者に誰も構うわけないじゃん、、
悪者……?
いいじゃん笑 悪者、なってみるのも。
いいよ。お前が私を悪者に仕立て上げるなら。
お望みどうり。
なってあげる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!