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文ストの世界に転生したボカロオタク、どうやら幼馴染が双璧なようで
生きているかもしれない
……？(電話？)
失礼します
そう言って国木田は受話器をとった
はい、武装探偵社です………
……何？
……どうしたんだい？国木田くん
ポートマフィアから電話だ
それに首領直々にな
……は？！
……社長に変わってほしい、と
………どういたしましょうか、社長
…国木田、全員に聞こえるようにしろ
し、しかし……
………
わ、分かりました…
そう言い国木田はその場にいる全員に会話が聞こえるようにした
もしもし、福沢殿
……何の用だ、森医師（せんせい）
福沢殿なら…もう分かっているのでは？
……
……“機械の声の人間”に関してか
あぁ、そのことで合っているよ
……そのことがどうかしたのか
……唐突だがね、福沢殿
あなたが生きている
………は？
それはそういう反応になるさ
私だってそういう反応になったのだから
……冗談ならその手の類いはやめて頂きたい
冗談じゃないよ
何故なら今
リンちゃんに会っているのだからね
？！
何故…リンがそこに…？！
リンちゃんがいるってことは…レンくんも又いるってことになる
そして、これはあなたの異能力だ
異能生命体の二人がいるということは、あなたが生きているということ
今から場所を説明するので、一旦来て貰えませんかね？福沢殿
あぁ勿論、部下も連れてきて貰っていいですよ
私も今いますからね
……了解した
至急そちらに向かう
えぇ
場所は〇〇の☓☓、△△△だよ
会話が終わり、福沢は電話を切った
あの……社長……
……行くのですか？
そうです……！これは罠かもしれないのに…！
この手の類いの嘘は、双方つかぬと断言できる
……嘘であっても………あなたに会えるのなら……
………社長
何だ、乱歩
行くメンバー、僕も行っていい？
…構わん
その他のメンバーは……
うん、やめておこう
そ、それはどうしてですか…？乱歩さん
……“どうしても”、だ
……分かりました
じゃ社長ー
行こー
あぁ
そうして二人は探偵社を出ていった
