第97話

タネ明かしはつまらない
629
2021/02/24 09:00

13号の方へ走りながら左手で土遁どとんで白い狐の形で眼や口などは赤く描かれているお面を作る。

懐かしい。


暗部の頃にはいつもお面を着けて任務をしていた。




そのお面を着けて眼を閉じ


眼にチャクラを送って



瞼を開く。




黒霧
災害救助で活躍するヒーロー やはり戦闘経験は一般ヒーローに比べて半歩劣る。
黒霧
自分で自分をチリにしてしまった。

見えたのはブラックホールに吸い込まれ背中側がチリになっていた13号。
あなた
間に合って…!

手裏剣ホルスターから起爆札付きのクナイを2つ “時空間忍術みたいな技を使うやつ” に投げつけた。


BOOM! BOOM!
黒霧
!?
麗日 お茶子
??
あなた
お茶子 13号を!
麗日 お茶子
あなた…ちゃん?わかった!

ダンッ

そう叫んで次には “時空間忍術みたいな技を使うやつ” に蹴りを入れる。
黒霧
カハッ

当たる。


すり抜けはしないか。


体の一部が別空間に繋がっているものだと思ったけど“常に”別空間に繋がっている訳ではなさそう。

こいつの個性は単純にワープとか、か…?
黒霧
あなた さっき何をしたんですか?
あなた
タネを明かしちゃつまらないでしょ?
黒霧
面白い、私は黒霧と申します。
先程の攻撃は…個性ではないですよね?
あなた
それは…どうかな?

プリ小説オーディオドラマ