暫く歩くと、開けた団地に辿り着いた。
空気が、呪いの気配が重くなる。
私の警戒態勢もそれと同時に高まった。
赤い特服の男達がズラりと集まっている。
…あの二人だけ色が違う?
まぁそれはどうでもいいか。
逆ハー軍団の…佐野万次郎。アイツと同等か、
それ以上のモンを抱えてる奴がいる…
蘭はヘラヘラとした様子でいかつい男達の間を
通り抜けていく。
いや彼女じゃねぇけど。
一人の男がたった一言発しただけで、その場が
静まり返った。
…ああ、アイツだな。
大将、とかいう奴は立ち上がり、私の元へとゆっくり
歩み寄ってくる。
………………
流石の私でもそろそろ限界きちゃう🥺












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!