第7話

パフェの片隅で───最終話(?)
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2024/03/31 00:00 更新







──────りうらside












冷凍したケーキを箱に詰め、クッションに緩衝材を入れてダンボールの蓋を閉めるないこさん

























小さくふぅ……と息を整えたのがわかる


























ないこ
よし!あとはこれを冷凍で届けてもらえば……!
If
俺らのお客さん第1号やな!!
悠佑
なんか緊張するな……w










大人組はそう言いつつ、やっぱりどこか嬉しそうな雰囲気は隠しきれていない

























大人組が俺らのところにダンボールを持って近づいてきた


















ないこ
じゃあちょっとこれ出してくるね!
If
あ、ついでに今日の食材も買ってくるんやけど、3人も来るか?
りうら
あ〜……
-hotoke-
……人多いところ……怖いからいいや
初兎
(*꒪꒫꒪)(  ._.)(*꒪꒫꒪)(  ._.)
悠佑
じゃあちょっと申し訳ないけど……留守番頼めるか?
悠佑
あ、誰か来ても絶対出なくてええからな?
りうら
はーいっ!











アニキはそう言ったあと、ケーキ屋の看板をCLOSEにして3人で家から出ていく




























家には子ども組3人だけだ

































俺らは2階のリビングの真ん中に集まって、少し前世を懐かしむ





















りうら
……懐かしいねw
初兎
せやな……w
-hotoke-
まさかまたここに生まれ変わっちゃうなんてね……











塗り替えられた壁






























俺らが持っていたものとは違う家具


























そして何より──────笑顔が絶えない家





















初兎
大人組……いつ帰ってくるんやろ
りうら
さあ……1時間は帰ってこなそう
-hotoke-
それまで僕ら……「もつ」かなあ……









ほとけっちがぼそっと言った言葉で、俺らは急にシーンと静まる





























あの日の夜、騒いでいた俺らとは正反対に静かだ






















りうら
せっかくだし……なにかする?「最期」の思い出にさ
-hotoke-
でもどうする……?僕ら大人組にたっくさんお世話になったけど……何も恩返しとかできてないし……
初兎
せやな……










俺らはそう言って顔を見合わせる



























実は俺らが生まれ変わった意味





























粗雑な神様いわく、「お前らには生きている間に『誰かからの愛情』が全然足りてないな」


「誰かに拾ってもらってちょっとでも愛情を受け取ったら、戻ってこい」


「ま、俺が勝手に『愛情もらったな〜』って思ったらこっちに呼び戻すから、じゃ☆」



















……って言うから……(((





















初兎
……部屋の掃除?w
-hotoke-
でも僕ら……どこに掃除機あるか知らないし……
りうら
ん〜
りうら
手紙書く?
-hotoke-
雑紙ないよ……?
初兎
……どーするか……












子ども組3人で数分黙って色々考える
























俺は1人、今日まであったことを思い出していた


































「保護」してもらって……プリンアラモード食べて……いむしょうと再会して……シュークリーム食べて……




























……スイーツばっかりじゃん……w

























りうら
……スイーツからの恩はスイーツで返したくない?
-hotoke-
まあ……確かに
初兎
大人組が作ったシュークリーム……美味かったな
りうら
そうだね……












「スイーツ作りたい!」って言ったはいいものの、大人組みたいにすごいものを作れる気はしないため、何を作るかで3人で話し合う
































……とは言っても



























りうら
ねえ2人とも……
りうら
シュークリーム以外のスイーツ……知ってる?










……そう、なんだよね



























俺ら……何故か「スイーツに関する記憶だけない」んだよね……



























当然ながらいむしょうは首を横に振る
























初兎
さっき大人組が「ショートケーキ」とか言ってたけど……それもよくわからんし
-hotoke-
うーん……知ってるのシュークリームしかない……
りうら
だよね……





















とは言いつつ、いつまでも座っていても「タイムリミット」が近づくだけなので、俺らは勝手に1階の冷蔵庫とかが置いてある部屋に移動した

























パカッと冷蔵庫を開けると、季節のフルーツがカットされたものやら生クリームやらがいっぱい入っていた























俺らは思わず目を輝かせる






















りうら
わあっ✨✨
-hotoke-
フルーツいっぱいある!!
初兎
美味そうやな……
りうら
ちょ、しょうちゃん食べちゃダメだよ!?
初兎
わかってるわww
-hotoke-
✨✨✨







しょうちゃんが今にも食べちゃいそうな勢いだったので、俺は慌てて冷蔵庫を閉じて他を見渡す























砂糖とか飾り用の……銀色の小さくて丸いなんかキラキラしたやつ、コーンフレークとかチョコペンもあった




















初兎
ケーキ屋開けるくらいあるな……
りうら
一応ここケーキ屋だからね……((
-hotoke-
www










材料を見てみたけど、特に思いつくものは無い
























う〜……どうしよ……






























悩む俺とは反対に、しょうちゃんはもう思いきった様子でどこかから大きくて透明な器を3つ持ってきた






















初兎
もう適当に入れよ!!な!!w
初兎
美味そうなもんいっぱい詰めておけば絶対美味くなるはずやし!!
-hotoke-
wwwしょうちゃんらしいww
りうら
まあ……確かにそうかもだけどw
-hotoke-
じゃあ僕も作ろっ!!なんかよくわかんないけどいっぱい美味しそうなものを詰めたやつ!!
りうら
wそだねw俺もつくろっ!












俺らはそう言って、勝手にだけど冷蔵庫から生クリームやフルーツをたっくさん取り出した































初兎side










美味いものを詰めたら美味くなるやろ!((











っていう大胆な発想の元、僕は透明なきらきらした器にコーンフレークを敷く
























そして不慣れな手つきで生クリーム、いちご、ブルーベリーと隙間を埋めるようにフルーツいっぱいでよく分からないものを作っていった

























少し細長めのその容器はどんどん埋まっていき、最後に生クリームを悠くんたちの見よう見まねでてっぺんにたっくさん絞ってみた




















そして飾りにいちごを乗せる





















初兎
……よしwなんかよくわからんけど美味そうなもの!完成!!
りうら
俺もできた〜!
-hotoke-
僕もっ!!
初兎
お、ええやんww










僕のは生クリームメインだったけど、りうちゃんのはフルーツメイン、いむくんのは何故かコーンフレークメインのよく分からない美味しそうなものだった



























脳内で何故かアナログ時計の秒針がカチカチと動く音がする


























やばい……もう時間が無い……
























りうら
あ、最後にこのよく分からない美味しそうなものの上にさ!!カレーの旗みたいにメッセージ書いた旗乗っけて完成にしよ!!
-hotoke-
え、めっちゃいいじゃん!!
初兎
爪楊枝ないから竹串でええか?
りうら
いいと思うっ!
-hotoke-
じゃあ僕は〜……紙









あ、紙ないやん






















-hotoke-
あ〜もうしょうがない!!伝票の紙!!1枚失礼します!!
りうら
えww
初兎
やばww
-hotoke-
しょうがないじゃん!!あ、テープはなんか落ちてたマスキングテープで!!
-hotoke-
そんでペンは伝票書く時のペンで!!
りうら
はーいw
初兎
しゃーないなww










いむくんの機転の利いた?アイディアで高速で旗を完成させ、それぞれのなんか美味そうなものの上に刺す




























そしてそれを急いで冷蔵庫にしまった
































片付けまで終わると僕らはどっと疲れて、作業スペースの真ん中でぐったりと座り込む




















心做しか脳内の時計の秒針の速さが速くなっている気がした



















初兎
……大人組……気づくとええなあ……
-hotoke-
ケーキの材料……勝手に使っちゃって申し訳ないけど……
りうら
最期くらい許して……


















りうちゃんがそういったのを聞いて



























僕は生まれ変わる前、神様に言われた「生き返ったらするべきこと」を急に思い出す

































「お世話になった相手に、どんな形でもいいから最後は感謝を伝えてこい」って


























初兎
……こんな形で悪いけど……w
初兎
短い間でしたが……
-hotoke-
僕らと家族になってくれて──────
りうら
ありがとう……ございました……







































そう、どこか幸せそうな3人の声が聞こえた4秒後



































もう彼らの姿は跡形もなく、この世界から姿を消していた































たった一つ、冷蔵庫に「なんか美味そうなもの」を残して──────
















































──────本日午後8時・本物の最終話を「旧アカウント」で公開



























売れ残りしかないケーキ屋の片隅で [完]









「凪」
「凪」
長くなりましたが、これにて「売れ残りしかないケーキ屋の片隅で」
「凪」
「凪」
物語的には完結です!!
「凪」
「凪」
あ、でもそのうちこの小説の解説出します!!










「凪」
「凪」
で、最後
「凪」
「凪」
「は?最後意味わからん?」って思った人!!!
「凪」
「凪」
実は本日3月31日
「凪」
「凪」
俺の旧アカウントをこの新アカウントで公開する日……って前々から決めてまして
「凪」
「凪」
午後8時!!
「凪」
「凪」
「旧アカウント」での類似小説をこの小説に貼り付けますので、そこから「本物の最終話」を見てきてください!!
「凪」
「凪」
知ってる人は〜……先に行って待機しててくれ←
「凪」
「凪」
詳細は旧アカウントでお話しますので!
「凪」
「凪」
あとは──────

































「凪」
「凪」
全部「僕」に任せよ((



































───
───
……は?










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